ローバー、火星を駆ける―僕らがスピリットとオポチュニティに託した夢

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  • サイズ B6判/ページ数 502p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152088604
  • NDC分類 538.9
  • Cコード C0044

内容説明

2003年6月、7月と続けて打ちあげられ、翌年1月に火星に無事着陸した2台の火星探査車(ローバー)、「スピリット」と「オポチュニティ」。ミッションの研究代表者を務めたコーネル大学教授スティーヴ・スクワイヤーズが、火星への熱い想いを語り、壮大な火星探査プロジェクトを実現するまでの緊迫のドラマを再現。未知の世界を拓いていく現場の夢と興奮を伝える迫真のサイエンス・ドキュメンタリー。

目次

第1部 ビギニング(一九八七年、モスクワ;アテナ;エイペックス;惑星探査機の墓場;アドラーの名案;最終決定)
第2部 デベロップメント(重量オーバー、予算オーバー;ずたずたのエアバッグとイカになったパラシュート;ATLO;ケープカナベラル;ヒューズ;打ちあげ)
第3部 フライト(最終接近;グセフ;スピリットの沈黙;イーグル・クレーター;エンデュアランス;ポット・オブ・ゴールド)

著者等紹介

スクワイヤーズ,スティーヴ[スクワイヤーズ,スティーヴ][Squyres,Steve]
コーネル大学天文学教授。1957年生まれ。コーネル大学で博士号取得後、NASAエイムズ研究センター勤務を経て、現職。専門は惑星科学。ボイジャー計画や、マゼラン探査機などの惑星探査計画にかかわった経験を持つ。マーズ・エクスプロレーション・ローバー計画の研究代表者として、数十年来の火星探査の夢を実現させ、過去の火星に大量の水が存在した証拠を見つけだした

桃井緑美子[モモイルミコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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かんたろう

3
これらのローバーが地球に送ってきた火星の写真を最初に見たときの衝撃は今も覚えている。しかし当初の活動時間が90火星日と設定されていた2台の探査車が5年を超えて今も活動を続けるなんてだれが予想しただろうか。ほんの少しでも計画に疑問があればすぐに計画を中止・延期してしまうNASAの姿勢にはビックリしたが、それくらいじゃないと宇宙探査は科学的にも政治的にもできないんだろうなぁ。2009/02/08

月世界旅行したい

1
楽しい。2014/04/29

いわさんたろう

1
2機のローバーが火星を走る。夢を実現させた男の物語。アメリカの典型的な物語だが、やはり感動してしまう。日本も「かぐや」はうまくいったが、火星にはどうするつもりだろう。2009/02/19

N_A

1
最も困難なプロジェクトのドキュメンタリー。 "和気あいあいの話しあいになるはずはなかった。この手のミーティングでのエドの仕事はわかる人間のふりをすることではないし、励まし役になることでもない。あたりまえだ。僕たちが失敗したら、危ないのは僕たちの首ではなく彼の首なのだ。「コイツを打ちあげないほうが、私としては好都合なことを忘れてもらってはこまるな」。僕たちが会議室に集まるとエドはさっそく言った。「君らの仕事はその逆だと私を説得することだ」" こいつらかっこよすぎる。付箋化済み。2007/12/15

ねこ

0
前半の開発段階での苦労に次ぐ苦労、後半の火星探査での手に汗握るトラブルやワクワクする発見 どこをとっても面白かった。 いつの日か人類が火星でローバーたちと再会できることを夢見つつ、世界中の真田さんたちに乾杯2010/07/20

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