内容説明
数学や物理では天才なのに、他人とうまくつきあえない自閉症の少年クリストファー。お母さんを心臓発作で亡くした彼は、お父さんとふたり暮らし。宇宙飛行士が将来の夢だ。ある夜、隣の家の飼い犬が殺された。シャーロック・ホームズが大好きなクリストファーは探偵となって犯人を捜し、その過程を一冊の本にまとめようと心に決める。お父さんは反対するし、人との会話もすごく苦手だし、外を出歩いた経験もほとんどない。でも、彼の決意はゆるがない。たぐいまれな記憶力を使って、クリストファーは調査を進めるが、勇気ある彼がたどり着いたのはあまりに哀しい真実だった…。冒険を通じて成長する少年の心を鮮烈に描き、ウィットブレッド賞ほか数々の文学賞を受賞した話題作。
著者等紹介
ハッドン,マーク[ハッドン,マーク][Haddon,Mark]
1962年、イギリス・ノーサンプトン生まれ。作家、脚本家、イラストレーター。オックスフォード大学を卒業後、児童書の執筆や、BBCのテレビ、ラジオ・シリーズの脚本で活躍した。2003年に、自閉症者と一緒に働いた経験をもとに著した『夜中に犬に起こった奇妙な事件』が、ウィットブレッド賞、コモンウェルス賞最優秀処女長篇賞、ガーディアン賞など数々の著名文学賞を受賞し大評判となると、子供から大人まで幅広い読者から絶大な支持を受け、全世界で一千万部を越えるベストセラーとなった
小尾芙佐[オビフサ]
津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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