私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史

個数:
  • ポイントキャンペーン

私のハードボイルド―固茹で玉子の戦後史

  • 小鷹 信光【著】
  • 価格 ¥3,080(本体¥2,800)
  • 早川書房(2006/11発売)
  • ゴールデンウィーク ポイント2倍キャンペーン対象商品(5/6まで)
  • ポイント 56pt
  • ウェブストアに1冊在庫がございます。(2025年05月05日 02時33分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●3Dセキュア導入とクレジットカードによるお支払いについて
    ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ B6判/ページ数 519p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087768
  • NDC分類 902.3
  • Cコード C0095

内容説明

ここに「ハードボイルド」にこだわりつづける一人の男がいる。小鷹信光。自他共に認める、日本ハードボイルド界の第一人者である。そんな彼が、改めて自分にとっての「ハードボイルド」とは何かを問い直したのが本書である。ハードボイルドの語源から、日本における意味の変遷、翻訳出版をめぐる人間模様にいたるまで、膨大な資料とユニークなエピソードを交えて語る、集大成ともいうべきエッセイ評論。巻末に「ハードボイルド」という言葉の発生と推移を考察した「研究篇」、ハードボイルド派の作家とその代表作、関連書目などを網羅した「資料」を付記。

目次

第1章 アメリカと私
第2章 ハードボイルド戦後輸入史検証(一九四五年~一九四九年)
第3章 チャンドラーと出会った高校時代(一九五〇年~一九五五年)
第4章 波乱万丈の青春時代(一九五五年~一九六〇年)
第5章 激動の時代(一九六〇年代)
第6章 新生の船出(一九七〇年代)
第7章 収穫のとき(一九八〇年代)
第8章 ファイナル・ラウンド(一九九〇年代以降)
研究篇
資料

著者等紹介

小鷹信光[コダカノブミツ]
本名、中島信也。1936年岐阜県生まれ。早稲田大学英文科卒。日本推理作家協会、日本冒険作家クラブ、〈マルタの鷹協会〉会員。大学在学中からハードボイルド小説の研究、翻訳を始め、訳書は100冊を超える。ミステリ評論、エッセイも多数。小説家としても『探偵物語』シリーズ、『刑事コロンボ 殺人依頼』などの著書がある。また、松田優作主演の連続テレビ・ドラマ『探偵物語』の原案・原作を手がけたことでも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

k5

41
長年気になっていた本をやっと読みました。ハードボイルドというジャンルは、好きなつもりでいても、容易くその愛着に確信を持てるものではないからだったかなあ、と思います。つまりは固茹で卵=非情であるはずなのに、多くの作品が感傷的で、そこが魅力だったりする矛盾。この本は冒頭で斎藤美奈子の「男のハーレクイン」という言葉を批判的に引いておき、時折、自嘲的に響かせながら戦後のハードボイルド史を語るため、私のような戸惑いのある読者にも優しい。百家争鳴の論議を描くにあたり、一次資料を徹底して使うのも素晴らしいです。2020/06/03

くさてる

19
いやまったく題名通りの内容で圧倒されました。戦後史としかいいようがない著者個人の文学的目覚めと活動が詳細に語られると同時に「ハードボイルド」が日本で発展していく様子がことこまかに語られる。いわゆるブックガイドのようなものを期待して読み始めたので、そこはちょっと違ったけれどいい意味で裏切られました。面白かったです。2020/05/23

本木英朗

19
著者追悼の意味を込めて再読。日本におけるハードボイルド文化の第一人者が、自身の半生と戦後の翻訳ミステリ史を重ね合わせながら語りつくす、ジャンル論および文化論としての名著であります。乱歩の『探偵小説四十年』を読んでいた時と同じように味わう感銘はまさに、そのジャンルなり文化なりを背負って立った巨人にしか語りえない回想であるという共通点に由来しよう。そのうえで著者ならではのストイックな姿勢と文体から自然と襟を正してしまう気迫を感じるのである。「ハードボイルド」と人生が完全に一致した、その証しなのだろう。2015/12/10

スターライト

7
最近読んだ『ずっとこの雑誌のことを書こうと思っていた。』(鏡明)に小鷹信光氏が登場し、彼の書いた本書に言及されていたので着手。タイトル通りの著者とハードボイルドの関わり(というよりラブレター)を軸にしながらも、ハードボイルド誕生の経緯と日本での受容の歴史、そして切っても切れない関係の映画もふまえて書き綴った大部の書。行間どころか一言一句からハードボイルド愛がほとばしり、めまいがする。彼の記録魔ぶりにも脱帽。研究編・資料も充実し、ハードボイルドを語る時には欠かせないノンフィクション。2022/04/27

takao

3
ふむ2024/04/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/428656
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。

最近チェックした商品