内容説明
ここに「ハードボイルド」にこだわりつづける一人の男がいる。小鷹信光。自他共に認める、日本ハードボイルド界の第一人者である。そんな彼が、改めて自分にとっての「ハードボイルド」とは何かを問い直したのが本書である。ハードボイルドの語源から、日本における意味の変遷、翻訳出版をめぐる人間模様にいたるまで、膨大な資料とユニークなエピソードを交えて語る、集大成ともいうべきエッセイ評論。巻末に「ハードボイルド」という言葉の発生と推移を考察した「研究篇」、ハードボイルド派の作家とその代表作、関連書目などを網羅した「資料」を付記。
目次
第1章 アメリカと私
第2章 ハードボイルド戦後輸入史検証(一九四五年~一九四九年)
第3章 チャンドラーと出会った高校時代(一九五〇年~一九五五年)
第4章 波乱万丈の青春時代(一九五五年~一九六〇年)
第5章 激動の時代(一九六〇年代)
第6章 新生の船出(一九七〇年代)
第7章 収穫のとき(一九八〇年代)
第8章 ファイナル・ラウンド(一九九〇年代以降)
研究篇
資料
著者等紹介
小鷹信光[コダカノブミツ]
本名、中島信也。1936年岐阜県生まれ。早稲田大学英文科卒。日本推理作家協会、日本冒険作家クラブ、〈マルタの鷹協会〉会員。大学在学中からハードボイルド小説の研究、翻訳を始め、訳書は100冊を超える。ミステリ評論、エッセイも多数。小説家としても『探偵物語』シリーズ、『刑事コロンボ 殺人依頼』などの著書がある。また、松田優作主演の連続テレビ・ドラマ『探偵物語』の原案・原作を手がけたことでも知られている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
くさてる
本木英朗
スターライト
takao
-
- 和書
- 僕のひきこもりナンパ宣言