さよならを告げた夜

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  • サイズ B6判/ページ数 364p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152087522
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

探偵事務所の経営者ウェイン・ウェストンの死体が発見された。彼の美しい妻と六歳になる娘は行方不明だ。警察はウェインが自ら頭を撃ち抜いたと推定するが、彼の父ジョンには信じられない。「息子のことはよくわかっている。あいつは自殺などしないし、ぜったいに家族に危害を加えてもいない」元警官の探偵リンカーン・ペリーは、ジョンの熱意にほだされて真相究明を約束した。ペリーと相棒のジョーが調査を進めると、事件の背後には巨大な力が存在することが次第に明らかに―FBI、クリーヴランドの大富豪、そして特殊部隊出身の兇悪なロシア系マフィアたち。ウェインはいったい何の調査にかかわっていたのか?妻と娘は生きているのか?やがて、調査を進めるペリーたちの身辺にも不穏な空気が流れだす―。弱冠21歳の衝撃的な筆力でクールな凄腕探偵コンビの活躍を描く驚異のデビュー作。アメリカ私立探偵作家クラブ新人コンテスト第一席受賞作。

著者等紹介

コリータ,マイクル[コリータ,マイクル][Koryta,Michael]
インディアナ州ブルーミントン出身。インディアナ大学在学中に、探偵事務所や新聞社で働いた経験を活かし本書『さよならを告げた夜』を執筆。出版社セント・マーティンズ・プレスとアメリカ私立探偵作家クラブ(PWA)共催の新人コンテストで第一席に輝いた。のちに、アメリカ探偵作家クラブ(MWA)賞最優秀新人賞にもノミネートされている

越前敏弥[エチゼントシヤ]
1961年生まれ。東京大学文学部国文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

18
ある夜夫がピストル自殺し、妻と幼い娘が行方不明になる。夫の父親が探偵リンカーンに母娘の捜索を依頼する。弱冠21才が書いたミステリー。うーん、だけど何となく予定調和的。ああなって、こうなって、でもうまくいかなくてこうなるんだろうなあ、という感じに話はすすむ。自分がいろいろ読みすぎちゃったのかなあ。それでも純文学とかは予測不可能でまだまだびっくりさせられるので、ここはまた純文学に戻る時が来たのかもしれぬ。2016/04/17

choco

6
これを21歳が書いたとは!ロマンス嗜好ですが、もとはサスペンス好き。たまには、と手に取りましたがロマンスも差し込まれていて…と思いきや!組み立て方がすごい。会話の筋もキレてて、デビュー作とは信じがたい出来映えでした。2016/05/21

アンコ椿

1
主人公の魅力がイマイチ。でも読みやすいのでOK!2013/01/25

水浅葱

1
若々しくて読みやすい。ありきたりな設定だけど、漂う雰囲気がいい。サラッと読めてしまうので、緊迫感があまり感じれないく、少し物足りない。でも、これがデビュー作だからなぁ。今後にも期待。2010/07/18

アラフシア

1
21歳の著者のデビュー作、リンカーン・ペリー・シリーズ第1作。読みやすい私立探偵小説。自殺死体として発見された男、行方不明の妻と娘。ペリーは男の父親から真相究明の依頼を受け…。男臭すぎなくて、現代的で、好き。女性や、私立探偵小説をあまり読まない人でも気軽に楽しめる。しかし残念ながら邦訳されているのは、この1作のみ。原題"Tonight I Said Goodbye"2009/08/22

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