内容説明
「人の用い方」は、経営者の避けて通れない、盛衰の掟である。どんなに優れた商品・技術に恵まれても、人に恵まれなければ社長の夢は実現しない。この不朽の大命題「いかに人を求め、育て、よく用いるか」について活人倍力の人、井原隆一氏が、統率者たる社長自らの身の処し方を含め、あますところなく示唆。
目次
会社発展の決め手
部下の心を知る
仁と人心掌握
恕の第一は会社の安泰成長
トップの魅力と人間尊重
志は易きに求めず、事は難きを避けず
賞罰の公平と統率力
信義の魅力
識見と果断
勇気はトップの必須条件
創造力と戦略
経営者の先見力
トップの気力
自己能力の限界挑戦
将の威厳と陣頭指揮
部下を信頼せよ
忠言は会社の名医
己の敵を知る
功は下に責は己に
寛容と人望
備えあれば憂えなし
苦労人の味
著者等紹介
井原隆一[イハラリュウイチ]
十四歳で埼玉銀行(現りそな銀行)に入行。並外れた向学心から独学で法律・経済・経営・宗教・哲学・歴史を修め、最年少で課長抜擢。その先見性が広く注目され、筆頭専務にまで上りつめた。六十歳のとき、大赤字と労働争議で危地に陥った会社の助っ人となり、短期間に大幅黒字・無借金の優良会社に蘇えらせる。その後も数々の企業再建に尽力。1910年、埼玉県生まれ。著書多数。2009年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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