カウントダウン・ヒロシマ

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  • サイズ B6判/ページ数 438p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152086549
  • NDC分類 936
  • Cコード C0021

内容説明

1945年8月6日午前8時15分、B29爆撃機“エノラ・ゲイ”の爆撃手フィアビーは広島上空で原子爆弾“リトル・ボーイ”を投下。熱線と衝撃波によって町は焦土と化し、一瞬にして八万ともいわれる命が失われた。が、一方でこの地獄絵図を生き伸びた人々もいた。ある者は恋人の安否を尋ねて瓦礫の町をさまよい、ある者は医師としての使命に駆られ懸命の救助活動を続けていた…。ニューメキシコでの原爆実験から広島の原爆投下まで、刻一刻と近づく“運命のゼロ時間”。元BBCのドキュメンタリー監督が、爆撃機の搭乗員、ロスアラモスの科学者たち、広島の被爆者など日米双方の関係者へのインタビューと、膨大な資料をもとに、歴史を変えた決定的瞬間の裏側に隠された人間ドラマを迫真のディテールで再現するノンフィクションの力業。

著者等紹介

ウォーカー,スティーヴン[ウォーカー,スティーヴン][Walker,Stephen]
元BBCのドキュメンタリー監督。オックスフォード大学を卒業後、ハーヴァード大学で歴史学の修士号を取得。BBCで二十五本を越える番組、映画を監督するかたわら、「ガーディアン」などの一流紙に寄稿する論客としても知られる。2004年に撮った広島の原爆をテーマにしたドキュメンタリー“Days That Shook the Wrold:Hiroshima”がエミー賞を受賞し、これが『カウントダウン・ヒロシマ』執筆のきっかけとなった。ロンドン在住

横山啓明[ヨコヤマヒロアキ]
1956年生まれ、翻訳家。早稲田大学第一文学部演劇科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mr.deep

5
トリニティ実験や第五〇九混成航空群の訓練、エノラ・ゲイ号の機中の様子などアメリカ側から見た広島原子爆弾投下までの物語なのですが、一番印象に残ったのは原爆投下直後の広島の惨状。一切の容赦も情緒も遠慮もなく「客観的」に描写されるその有様は広島生まれの自分ですら新鮮な恐怖と衝撃を覚えました2022/01/30

ゆずこまめ

1
一人一人の思いはより良いものを作りたいであったり、国を守りたいであったりするのに、それがあんな悲劇に地獄につながるというのがやりきれない。2021/02/16

ともたか

1
原子爆弾の開発から投下まで。なんでヒロシマなんだ、なんでナガサキなんだ。2015/08/16

瀧本往人

0
日米双方の関係者への取材をもとに、大局的に当時の模様を描いたドキュメンタリー。ヒロシマという「大きな」出来事を、登場人物であるグローヴズ、オッペンハイマー、スティムソン、トルーマン、昭和天皇、佐藤尚武らの行動そしてそこに付随する心情から細かくとらえたもの、とも言える。http://ameblo.jp/ohjing/entry-11758906593.html2014/01/27

オヤジさま

0
様々な人たちに運命の一瞬が刻一刻と迫り来る展開に、思わず胸が締めつけられます。原爆は悲しい歴史の1ページですが、過ぎ去ったこととして埋もれさせてはいけないと思います。2008/08/02

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