アゴールニンズ

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  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784152086426
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

古き良きヴィクトリア朝を思わせるドラゴンたちの国ティアマト国。厳粛であるべきボン・アゴールニン啖爵の臨終の席は、いま騒然としていた。娘婿のデヴラク士爵が、横暴にも取り決め以上にその遺骸を食べてしまったのだ!遺骸を食らうことで、子竜たちは父の力と身体の大きさを受け継ぐ。力と大きさは社会的身分に直結するため、遺族の間で大騒ぎになった。この一件がきっかけで、やがてアゴールニン家の面々は、とんでもない騒動に巻きこまれることに…。登場するのはすべてドラゴン!亡き父の遺産相続とその娘たちの恋の行方をめぐるユーモラスな狂詩曲。2004年度世界幻想文学大賞受賞作。

著者等紹介

和爾桃子[ワニモモコ]
慶応義塾大学文学部中退、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

sin

29
ヴィクトリア朝、ドラゴンのレディは身分やその独特な生態がもたらす影響で人間の女性よりも大変な苦労を強いられますが、めでたしめでたし。思った以上におもしろい物語でした。2013/10/28

timeturner

10
ヴィクトリア朝英国風ドラゴン小説、というよりはジェイン・オースティンの世界をドラゴンが生きているというほうがぴったり。あの場面とかこの場面とか、あの竜とかこの竜とか、『高慢と偏見」そのままやんけ。すっごい楽しかった。トロロープも読んでみようかな。2018/08/12

lotta7

9
面白かった!イギリス王朝を思わせますが、登場するのは全てドラゴンです。文化や風習はドラゴン向けに変更してあります。ドラゴンならではの“遺産”相続や 婚姻色の設定など愉し過ぎます(笑)恋に悩むドラゴン達を微笑ましく見守ってしまいました。ドラゴン好きには堪らない作品です。【世界幻想文学大賞受賞】堅苦しくはありません。漫画『エマ』(森薫)を楽しめる人は脳内変換をして読みましょう(非メイド小説)2011/07/18

星落秋風五丈原

6
ドラゴン界の『高慢と偏見』と書かれていた記事もあった。しかし、どちらかと言うと前半は、同じオースティンの『分別と多感』(映画『ある晴れた日に』の原作)に似ている。なかなか思い切って好意を示せない次女セレンドラは『分別』エレノアを、持参金云々の話を持ち出す三女ヘイナーは『多感』マリアンヌを想起させる。「骨肉相食む争い」「弱肉強食幾分物騒に聞こえても、普段は聞き流す比喩が、今回は偉くリアルに感じられる。アンリアルな表現が、アンリアルな動物=竜を主役にする事でリアルに転じる点が面白い。 2005/10/12

杏子

6
世界幻想文学大賞を受賞した本作はすべてのドラゴン好きに贈りたい一冊。ヴィクトリア朝小説が大好きだという著者が書いた、ヴィクトリア朝ふうドラゴン世界のお家騒動と恋のお話。登場するのはすべてドラゴン、人物紹介も竜物紹介という徹底ぶり。ヴィクトリア朝小説らしく、貴族階級のドラゴンも多数登場するが、それが啖爵(だんしゃく)、珀爵(はくしゃく)、蛟爵(こうしゃく)といかにもな感じ。単なる恋物語に終わらず、ドラゴン世界の底辺にある、奴隷制や宗教絡みの問題もあり、けっこうブラックな一面もあり、読み応えのある作品だった。2005/07/22

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