Hayakawa novels<br> 幻視者

Hayakawa novels
幻視者

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  • サイズ B6判/ページ数 343p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784152082589
  • NDC分類 933
  • Cコード C0097

内容説明

二十代のブロンドの女性が悲鳴を上げ、必死に何かから逃れようとしている。どこにも逃げ場がないと悟ったその女性は、体を丸め両手で目をおおった―会計事務所に勤めるリザが突然見た鮮明な幻影。だが彼女は、その幻影が、ロサンゼルスの街を揺るがす猟奇連続殺人と関係があるとは思いもよらなかった。執拗な幻影に苦しむリザは、著書を通して知った精神科医レニックのもとを訪れ、そこで警察の捜査に協力しているレニックから、初めて幻影の意味を教えられた。驚いた彼女は彼とともに警察を訪れ、担当捜査官のタロン刑事を紹介される。二人の見ている前で被害者の遺品に手を触れたリザは、とたんに犯行シーンの生々しい映像に襲われた。これを機に、彼女は幻影を事件との関連で捉えるようになった。犯行に使われたナイフやラテックス製の手袋の隠し場所を次々と突きとめていき、ついには殺人犯の新たな動きと次の犠牲者を予知できるまでになった。彼女の幻視の中であらわになった次なる犠牲者の顔は…!?ブロンドの若い女性ばかりを狙う狡猾な猟奇殺人鬼。透視力を自覚し、捜査に関わっていくリザ。驚愕の結末まで一気に突き進む、サイコ・スリラー大作。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

アカツキ

11
会計事務所に勤めるリザは最近になって戻ってきた幻視に悩まされ、精神科医レニックの著書を読んで連絡を取る。セラピーを重ねるうちに幻影の一部がロサンゼルスで暗躍する連続殺人鬼に関係していることがわかり、レニックを通じて捜査協力をすることになるが…。リザ、レニック、担当刑事タロンという三人の視点で物語が進むのだけど、それぞれの主人公の事情が語られるので話のテンポがもったり。中盤を過ぎても退屈だったので流し読み。犯人は意外な人物だったけれど、意外性という一点で選ばれた感じがぬぐえない。2020/07/16

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