内容説明
ブラック・ミュージックに夢中なトルコ大使の息子、アーメット・アーティガンが、1947年、24歳のとき創立したアトランティック・レコード。50年代から60年代にかけて、ルース・ブラウン、ベン・E・キング、レイ・チャールズ、アリサ・フランクリンらの名盤を次々とリリースし、やがてロックの台頭とともに、クロスビー・スティルス&ナッシュ、ツェッペリン、ストーンズ等のグループにも手をひろげる。アメリカの代表的なレーベルの歴史を、レコード業界の裏話をまじえ、興味深いエピソードで綴る音楽ファン必読の書。
目次
1章 若きトルコ人兄弟
2章 実にいい奴
3章 チンピラとペテン師
4章 酒・賄賂・女
5章 怒りと憎しみ
6章 ブラック・ソウル、ホワイト・ロック
7章 身売り
8章 マイアミで傷害事件、メンフィスで殺人
9章 ローリング・ストーンズ獲得を目指して
10章 新参者
11章 狂気と金
12章 おかしな名前の連中
13章 キングよ永遠に