内容説明
激動の昭和を誠実に生きながら英米文学紹介に貴重な功績を残した筆者、その独特の文学観と肉声を伝える。この第1巻には、創作、随筆エッセイ、日記、口述を収める。
目次
創作(魚たち;一輪の花を;時の合間に;或る死;人も猫もさまよう;霜は木にも人間にもつく;通り過ぎていった男の顔;湧水のほとりにて;葉のそよぎ)
エッセイ(堀辰雄と追分;井上光晴―白紙には本来の色がある;木島始著『飛ぶもの匍うもの』評;冬陽;足 ほか)
日記抄(1932年~1981年)
口述(アメリカ文学とのかかわり;信濃追分でのこと)
略年譜