内容説明
旅先や句会で感じたままに詠める。基礎から実践までやさしく解説。
目次
第1章 俳句の基礎知識―俳句を詠む前に知っておきたい13の約束事
第2章 俳句を詠む―五・七・五の定型詩を詠むための17ステップ
第3章 作句のレベルを上げる―より洗練された俳句を詠むための14のコツ
第4章 写生の俳句を詠む―物の姿をありのままに詠む11の方法
第5章 推敲―俳句をよりよくするために確認したい6つのポイント
第6章 俳句の楽しみ方―俳句にもっと親しむ11の方法
著者等紹介
大高翔[オオタカショウ]
俳人。1977(昭和52)年、徳島県生まれ。立教大学文学部日本文学科卒。13歳より作句。執筆を中心に、講演や校歌作詞など、幅広く活動。ライフワークとして、子どもたちや初心者への作句指導を行う。海外でも、日本語や日本文化の魅力を伝える活動を行っている。2010年度徳島県阿波文化創造賞受賞。京都造形芸術大学通信教育部(芸術学部)非常勤講師。阿南ふるさと大使(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
井月 奎(いづき けい)
10
小さな小さな詩である俳句は、洒脱な言葉遊びの連歌から生まれました。遊びとはなんでしょう、ゆとりであると思います。衝撃を受けたときの緩衝材としての、題材に揺れを許して面白味のもととしてのゆとり。連歌に息づいたそれらの遊びを俳句は、そのたった十七文字の中に含みます。言葉の美しさと面白さ、そして何より自分自身と言葉の関係を詩に求めたいのです。言葉はつくりだせるのか、なにを隠してなにを表にに出すのか。言葉を鋭くするために手に取ったこの本は遊びが大切だということを教えてくれます。2015/07/28
ヴァンさん@NEWマンガ雑誌の読書会
9
一言で言うと「難しい方の俳句入門書」ですが、監修の大高翔さんのこだわりが諸所に見えて、まあもう、盛りだくさんな本です。お買い得とも言う。本書の一番の特徴は「江戸〜近代俳人の俳句を手本としている」点にあると思います。第一章では《俳人烈伝》としたちょっとコーナーがありますし、続く第二、三章でも近代以前の句が扱われますが、第四章で《子規の写生》《虚子の写生》として、二人で四ページ使われています。しかしそこにたどり着くまでには、頭がチンプンカンプンになっています!汗。もっと俳句が上達したら読みたい一冊です。2022/09/17
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