感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tama
5
自本 S57年第3版 予約待ちのつなぎ サミーが好きだったから、そして表紙の和田さんの絵が大好きだったから。サミーによる自伝的要素を含むハリウッド内幕話+映画礼賛噺。「太平洋戦争後の1951に「二世部隊」でUS生まれの日本人が戦争に加わったことをハリウッドが示したが、黒人ばかりの92航空師団やレッドボールEx.は20年間語られなかった。USは日本に金をつぎ込み過ぎていたから理解する必要に迫られたのだ。」尊敬すべき見識です!「ジェームズ・ディーンに対してサミーを含むハリウッド人は永遠に恥じねばならない」。2016/01/19
Gen Kato
4
ハリウッド裏幕ものにありがちなドロドロ感の薄い、からっとしたユーモアに満ちた自伝。あまたのスター、映画への批評も鋭く読みごたえがあります。名著。2014/07/10
JunKawa
2
ハリウッド黄金期に活躍した著者が旧き良き日々を振り返る。並外れたシネフィルであったサミーの該博な映画知識と、スター達との酒とバラの日々は読んでいて楽しいのだが、「ハリウッド・バビロン」を読んだ後なので、どうしても身内びいきというか、甘い視点で語られているのが気になる。とはいえ、黒人問題への指摘はやはり当事者ならではの鋭さがある。2012/04/01
司行方
1
タイトルの『ハリウッドをカバンにつめて』は、今に映画ソフトをカバンに入れて旅行ができるようになるぞという意味。スマホ等で実現した今を読んでもハマーホラーに関するエピソード等が興味深い