創元推理文庫<br> 街角で謎が待っている―がまくら市事件

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創元推理文庫
街角で謎が待っている―がまくら市事件

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  • サイズ 文庫判/ページ数 373p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784488400583
  • NDC分類 913.68
  • Cコード C0193

出版社内容情報

ここ蝦蟇倉(がまくら)市では、不可能犯罪ばかりが起こる。事件を通じて人々が経験する、出会いと別れ。同世代の人気作家たちが架空の都市を舞台に贈る、「街」の物語。

内容説明

ここ蝦蟇倉市では、不可能犯罪がよく起こる。廃墟や神社に死体を隠す少女、互いに秘密を抱えたまま無人の球場で会話する高校生、そして事件を追って街を訪れるルポライター。高台にあるレストランで、古書マニアが住むアパートの一室で、森の中の美術館で―。この街で起こる事件は、仕掛けと遊び心に満ちている。架空の都市を舞台に同世代の人気作家が競演する「街」の物語。

著者等紹介

秋月涼介[アキズキリョウスケ]
1971年生まれ。2001年『月長石の魔犬』で第二十回メフィスト賞を受賞してデビュー

北山猛邦[キタヤマタケクニ]
1979年生まれ。岩手県出身。2002年『「クロック城」殺人事件』で第24回メフィスト賞を受賞してデビュー

越谷オサム[コシガヤオサム]
1971年生まれ。東京都出身。2004年『ボーナス・トラック』で第16回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞してデビュー

桜坂洋[サクラザカヒロシ]
1970年生まれ。東京都出身。2003年『よくわかる現代魔法』を刊行してデビュー。05年「さいたまチェーンソー少女」が第16回SFマガジン読者賞、09年「ナイト・オブ・ザ・ホーリー・シット」が第20回SFマガジン読者賞を受賞

村崎友[ムラサキユウ]
1973年生まれ。京都府出身。2004年『風の歌、星の口笛』で第24回横溝正史ミステリ大賞を受賞してデビュー

米澤穂信[ヨネザワホノブ]
1978年生まれ。岐阜県出身。2001年『氷菓』で第5回角川学園小説大賞ヤングミステリー&ホラー部門奨励賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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評価

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hiro

141
米澤、越谷さん以外は初読み。シェアード・ワールドというのが面白くて『晴れた日は謎を追って』に続いて読んだが、残念ながら全作品が粒ぞろいだとは言えなかった。秋月:ホワイダニット。読み終えても?が。桜坂:異色の作品だが、読者がついてこれないのでは。村崎:真知博士って大したことないってこと? 越谷:越谷さんがダークな作品とは意外だった。秋月:これもやはり、真知博士って大したことないってこと? 米澤:一番良かった。太刀洗万智が探偵役のシリーズを読んでみたい。2冊読んでみて、やはりメジャーな作家の作品が面白い。2015/03/29

takaC

124
なんと、真知博士再登場とは!!じゃっかん食傷気味だがぜひsもっとやって。 / さくら炎上(北山猛邦) / 毒入りローストビーフ事件(桜坂洋) / 密室の本(村崎友) / 観客席からの眺め(越谷オサム) / 消えた左腕事件(秋月涼介) / ナイフを失われた思い出の中に(米澤穂信) /2017/07/25

mocha

96
アンソロジー「がまくら市事件」2作目。1作目に続き玉石混淆という印象。米澤穂信さんの『ナイフを失われた思い出の中に』がやはり一番良かった。数年前に読んだ『さよなら妖精』の後日譚で、前作をよく憶えていなかったが『王とサーカス』を読む前のおさらいになった。会話がすべて英語を翻訳したという設定も、端正な雰囲気を作っていると思う。一連のがまくら市事件のエピソードをうまくあしらってあり、最後の締めにふさわしい作品だった。2015/11/01

hnzwd

84
がまくら市を舞台とした人気作家達による競作集。こちらもいい作品が多め。北山猛邦さんは相変わらずいい感じに嫌な気持ちにさせてくれます。越谷オサムさんは新境地。ミステリよりな話も全然いけますねー!米澤さんは、さよなら妖精の後日談。。傑作。シリーズ化されてるので、発売を正座して待つのみ。2015/02/10

hirune

82
蝦蟇倉市で起こる不可能犯罪を綴るアンソロジー第2弾。回答が曖昧だったり 事情が生臭く後味が悪い事件もあるけど、あまり暗い気持ちにならないのは蝦蟇倉市というミステリーのファンタジー世界だから被害者は被害者としてだけ存在する世界だからかな。桜坂洋さんの作品は容疑者が全員犯人とも全員無実ともとれる不思議な話。秋月涼介さんは、なんと蝦蟇倉市におっそろしい殺し屋を潜入させちゃうし(・・;)米澤穂信さんの作品はちょっとテイストが違ったけど流石の物語の厚みを感じて好きでした。2017/03/26

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