内容説明
1968年までに発表した作家論・書評・自伝的小品など著者の慧眼が光る多彩なエッセイ80篇。1951年刊『失われた幼年時代』から42篇、及びそれ以後に書かれた38篇を収録。グリーンのエッセイの集大成!
目次
第1部 自伝的前口上(失われた幼年時代)
第2部 小説と小説家(ヘンリー・ジェイムズの内面世界;フィールディングとスターン;ピムリコのロマンス;若き日のディケンズ;ハンス・アンデルセン;フランソワ・モーリアック;ベルナイス―文学を変えた男;G.K.チェスタトン;ウォルター・デ・ラ・メアの短篇小説;フォード・マドックス・フォード;フレデリック・ロルフ―エドワード朝地獄絵図;ジョーンズ氏の思い出;サマセット・モーム覚え書;ライダー・ハガードの秘密;エドガー・ウォレス;ベアトリクス・ポター;ハーカウェイのオックスフォード)
第3部 さまざまな人物たち(アントニー・ア・ウッド;ジョン・イーヴリン;ハルトン氏への悪ふざけ;チャールズ・チャーチル;ジョージ・ダーリー;クック氏の世紀;フランシス・パークマン;サミュエル・バトラー;エリック・ギル;ハーバート・リード;ノーマン・ダグラス;シモーヌ・ヴェイユ;ジヨージ・ムーアとそのほかいろいろ)
第4部 後記にかえて(甘きことスープのごとき土地)