出版社内容情報
19世紀パリ。記憶を失い精神病院に収容された少女と付添人の愛は、やがて恐るべき真実を暴く。エドガー賞最終候補の歴史ミステリ
【目次】
内容説明
19世紀パリ。血塗れの状態でサルペトリエール病院に搬送された記憶喪失の少女ジョセフィーヌ。入院し、催眠術を使った治療を受けた彼女は、ある犯罪について語り始める。果たして、これは彼女が犯した罪の記憶なのか…。妄想と現実との境を見失い、崩壊していくジョセフィーヌの精神。彼女に魅了された病棟付添人のロールはジョセフィーヌを疑いながらも、この少女を救うため、精神病院から共に脱出しようと試みるが。
著者等紹介
エプスタイン,ジェニファー・コーディー[エプスタイン,ジェニファーコーディー] [Epstein,Jennifer Cody]
1965年、アメリカ生まれ。コロンビア大学とジョンズ・ホプキンズ大学で修士号を取得。2007年The Painter from Shanghaiで作家デビュー。小説4作目となる『血痕の記憶』(本書)は、2024年度のエドガー賞最優秀長篇賞にノミネートされた。夫で映画監督のマイケル・エプスタインとともにブルックリン在住
唐木田みゆき[カラキダミユキ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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