ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ブルックリンの死

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ハヤカワ・ミステリ文庫
ブルックリンの死

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  • サイズ 文庫判/ページ数 496p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151849510
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

急速に変貌しつつある街ブルックリン。シドニーは街の古い住人が次々姿を消していることに気づくが……。意外な展開のサスペンス

内容説明

褐色砂岩の由緒ある住宅が並ぶブルックリンの一角。ここで育ったシドニーは、古くからの隣人がつぎつぎと新しい住民に入れ替わっているのに気づく。そんな中、彼女は地域の歴史探訪ツアーを新住民のセオと企画することになる。街の歴史を調べるうちに明らかにされたさらなる不穏な状況は、偶然と妄想の産物か、それとも危険な陰謀か。その驚くべき真相とは―都市再開発の負の側面を背景に描いたエドガー賞受賞スリラー。

著者等紹介

コール,アリッサ[コール,アリッサ] [Cole,Alyssa]
歴史もの、現代もの、SFものなど幅広いジャンルのロマンス小説で受賞歴もあるアフリカ系アメリカ人作家。2018年に出版したA Princess in Theoryはニューヨーク・タイムズ紙が選ぶこの年注目の100冊に挙げられた。初のスリラー作品となる2020年刊行の『ブルックリンの死』は、2021年アメリカ探偵作家クラブ賞(エドガー賞)最優秀ペイパーバック賞やストランド・マガジン批評家賞最優秀新人賞を受賞したほか、ニューヨーク・タイムズとUSAトゥデイのベストセラーリストに入るなど好評を博している

唐木田みゆき[カラキダミユキ]
上智大学文学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ヘラジカ

62
この展開を誰が想像できただろうか。当初、邦題は酷すぎると思った。しかし、ミスリードを狙って敢えてこのタイトルをつけたのなら効果ありと言わざるを得ない。終盤は若干”やりすぎ感”も否めないものの、現実に行われていることを戯画化(というよりも大袈裟に顕在化)したと考えれば、あの恐ろしいシナリオも納得である。もっと小ぢんまりした推理小説かと思いきや、なんと恐怖のサスペンス小説だった。ジョーダン・ピール作品を思い起こす衝撃だが、当然そう考えたのは自分だけではなかったようだ。前作の邦訳も楽しみに待ちたい。2022/03/25

ナミのママ

60
結婚に失敗し、実家のブルックリンに戻ってきた主人公のシドニーは黒人女性。登場する人物に人種ははっきり書かれていないが肌の色、その他から読み取れる。この作品では重要な点だと思う。タイトルどおり、何が主役かといえばブルックリンの一角だろう。それだけに動きのある作品ではない、特に前半は。少しずつ不審な事が増え、誰が敵で誰が味方か。平行して綴られる歴史の部分が重い。街並みの様子も日本には考えられないものがあって興味深い。【エドガー賞最優秀ペイパーバック賞他】2022/03/30

Shun

42
アメリカのブルックリンで近隣住民が次々と消え、新たな住民に入れ替わっていくスリラーのような物語。町で何が進行しているのか、徐々に侵されているような感覚はホラー小説のよう。居なくなる住民と新たな住民の関係には”分断”という問題が仄めかされ、この国が長年抱えてきた人種差別が根底にあることが随所で描かれています。ブルックリンで生まれ育った主人公の周辺では異変が起き始め、次第に居場所そのものが脅かされていく。そして水面下でやり取りされているグループチャットには不穏な文言が浮かび、何らかの陰謀が起ころうとしている。2022/04/12

M H

31
ブルックリンが舞台。黒人女性シドニーと新住民セオが街の歴史を調べるうちに衝撃的な事態に。ネタバレなしで書けることはあまりないが、かなり呆気にとられた。2人とも何か隠してるとは思っても、あさっての方向から殴られた感じ。オチに至ってはあのさぁ…問題意識は興味深いのだが、感情移入を促す書きぶりではないのも置いていかれる理由かも。いやー、びっくりした。2022/05/03

シキモリ

28
都市再開発問題を題材としたスリラー小説。作中に終始漂う不穏な雰囲気に加え、最後の最後まで着地点が全く見えないハラハラ感がある。青年漫画誌の打ち切り作品を思わせるまさかの結末ではあるけれど、ジェントリフィケーション(低所得地域の富裕化)に伴う旧住民の立ち退き問題に対する痛烈なブラックユーモアと捉えるならば、これはこれでアリかもしれない。実際問題、私の実家も再開発の対象区域に入ってしまっている。最低賃金が先進七箇国中最下位の我が国において、都市の富裕化は一体誰の為のものだろうと思わず考えずにはいられなかった。2022/03/21

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