出版社内容情報
ギークたちを出し物にする巡業カーニバルで働くスタンはショウビジネス界での成功を夢見ていた……。鬼才デル・トロ監督が映画化
内容説明
巡業カーニバルの見世物小屋で働くスタン・カーライルは、野心を抱いていた、いつかのし上がって大金をつかむという。やがて読心術の手ほどきを受けた彼は、観客の秘密を見抜き、手玉に取る喜びを見いだす。美貌の少女モリーを相棒に次々と新たなカモから稼いでゆくスタン。だが、運命を司るタロットは波瀾の人生を暗示していた…。アカデミー賞監督ギレルモ・デル・トロの手で再び映画化された伝説のノワール・ロマン。
著者等紹介
グレシャム,ウィリアム・リンゼイ[グレシャム,ウィリアムリンゼイ] [Gresham,William Lindsay]
1909年、メリーランド州ボルチモアに生まれ、父親の仕事の関係でニューヨークに移る。高校卒業後、広告のコピーライターやパルプ雑誌への執筆などを行う。その後、スペイン内戦に国際義勇兵として参加。帰国後、セールスマンや奇術師、実録犯罪雑誌の編集者などを経て、1946年に初の著書である『ナイトメア・アリー』を刊行。翌年すぐにエドマンド・グールディング監督、タイロン・パワー主演の『悪魔の往く町』として映画化され、大きな成功を収める。1962年没
柳下毅一郎[ヤナシタキイチロウ]
1963年生、東京大学工学部卒、英米文学翻訳家・映画評論家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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- 和書
- 指の戯れ 河出文庫