内容説明
新聞社をリストラされた若者クリスは、彼の弟ヴォルフ、友人の二人の女性タマラ、フラウケとともに、依頼人に代わって謝罪する仕事を始めた。これが大当たりして四人は半年後にベルリン南西部の湖畔にある邸宅を買い、そこを住居兼仕事場にするまでになる。ところがある日、依頼を受けて、指定された場所をヴォルフが訪れると、そこには壁に磔にされた女性の死体が!巧妙な仕掛けに満ちたドイツ推理作家協会賞受賞作。
著者等紹介
ドヴェンカー,ゾラン[ドヴェンカー,ゾラン][Drvenkar,Zoran]
1967年、クロアチア生まれ。3歳の時に一家でベルリンに移住する。学校での成績は振るわなかったが、13歳から詩を、17歳から短篇小説を書き始め、22歳で作家を育成する奨学金を得てから本格的に作家の道を歩む。児童書、脚本、詩集、ミステリと多様な作品を発表しており、邦訳にはドイツ児童文学賞を受賞した『走れ!半ズボン隊』などがある。『謝罪代行社』でドイツ推理作家協会賞も受賞
小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退、英米文学翻訳家、独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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