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ハヤカワ・ミステリ文庫
謝罪代行社〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 335p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151792014
  • NDC分類 943
  • Cコード C0197

内容説明

新聞社をリストラされた若者クリスは、彼の弟ヴォルフ、友人の二人の女性タマラ、フラウケとともに、依頼人に代わって謝罪する仕事を始めた。これが大当たりして四人は半年後にベルリン南西部の湖畔にある邸宅を買い、そこを住居兼仕事場にするまでになる。ところがある日、依頼を受けて、指定された場所をヴォルフが訪れると、そこには壁に磔にされた女性の死体が!巧妙な仕掛けに満ちたドイツ推理作家協会賞受賞作。

著者等紹介

ドヴェンカー,ゾラン[ドヴェンカー,ゾラン][Drvenkar,Zoran]
1967年、クロアチア生まれ。3歳の時に一家でベルリンに移住する。学校での成績は振るわなかったが、13歳から詩を、17歳から短篇小説を書き始め、22歳で作家を育成する奨学金を得てから本格的に作家の道を歩む。児童書、脚本、詩集、ミステリと多様な作品を発表しており、邦訳にはドイツ児童文学賞を受賞した『走れ!半ズボン隊』などがある。『謝罪代行社』でドイツ推理作家協会賞も受賞

小津薫[オズカオル]
同志社女子大学英米文学科卒、ミュンヘン大学美術史学科中退、英米文学翻訳家、独文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ツバメマン★こち亀読破中

28
新聞社をリストラされた男をはじめとする四人が、人に変わって謝罪を代行する会社を立ち上げる。仕事は上手くいき、彼らは湖畔の別荘を購入しそこで暮らし始める。しかし謎の依頼人により不可解な殺人事件に巻き込まれていく…。視点が目まぐるしく代わり、人称も変わる(一人称、三人称はもちろん、二人称まで!「おまえ」って誰?俺のこと?w)ので最初はわかりにくいのですが、読めば読むほど先が気になり、はまっていくのだ!と、いうことで下巻にゴー!2015/04/17

もちもちかめ

22
若い男女が四人夜中までパーティしてるのに、ヨーロピアンなのに、エッチせず寝てる…驚愕。どんな関係なのか、イマイチ分からない。はっ!ヨーロッパとは言えドイツか!北欧ミステリばっかし読んでると…倫理的におかしくなってる!?2017/06/26

rakim

11
人称と時系列の変化に、誰が誰で、何が何を、を注意深く整理しながら読まないと混乱するので時間がかかりました(ページを戻したりを何度かしたので電子書籍じゃなくて良かったと思いながら)。翻訳物独特の読みにくさは比較的少ないのですが、謝罪会社?面白そう?という最初のイメージが、殺人事件に引きずり込まれる辺りから不穏な様相を呈してきます。過去と現在がどうからまっていくのか。わたしとおまえは誰なのか。下巻へ。2017/04/03

ダークスター

10
初読み作家さんでした。これは面白い。「わたし」とは誰で、「おまえ」とは誰なのか。下巻も楽しみ。2016/10/10

けいちゃっぷ

10
出だしの人物紹介が読みにくくてまいったが、その後はなんとか。 謝罪する会社がやっていけるか疑問だが、日本人とは謝罪に対する感覚が違うかも。 そうは言ってもモヤモヤ感が残るなかで、なんとか話に追いついたような気がしたところで下巻へ。 335ページ 2014/05/17

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