内容説明
ひょんなことから宝の地図を相続したミステリ好きの医師フェニモア先生は、おんぼろシェヴィに乗りこみ、探索の旅にでる。だが道中、患者である未亡人の屋敷に立ちよってみると、彼女は何者かに先祖代々の地所を手放すよう脅迫されていた。にわか探偵の虫がまたもやうずきだしたフェニモア先生は、お宝や診察のことも忘れ、調査活動にのめりこむのだが…のどかな田舎町に伝わる海賊の財宝伝説と事件の奇妙な関係とは。
著者等紹介
ハサウェイ,ロビン[ハサウェイ,ロビン][Hathaway,Robin]
アメリカ探偵作家クラブおよびシスターズ・イン・クライムの会員。かつてインディアンの居留区だったニュージャージー州ベイサイドと、ニューヨークを拠点に創作活動を展開している。1998年にアメリカで出版されたデビュー作『フェニモア先生、墓を掘る』(ハヤカワ・ミステリ文庫)は、多くの紙誌で高く評価され、アガサ賞最優秀新人賞とマリス・ドメスティック・コンテストの最優秀作品賞を獲得。現在は女医を主人公にした新シリーズや短篇を発表する一方、2003年秋に本国で発売予定の“フェニモア先生”シリーズ最新作The Doctor Dines in Pragueも完成間近と、精力的に活動を続けている
坂口玲子[サカグチレイコ]
北海道大学文学部卒、英米文学翻訳家
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょじょ
2
今回はなかなか進まないし そのわりに早い段階で犯人が予想出来てしまいがっかり。次はいつ読もうか。2018/11/07
barcarola
1
主要登場人物それぞれに冒険シーンが有り、最後まで楽しかった。これでシリーズ三冊読み終えてしまった。もっと読みたい。2018/04/15
水戸
1
軽快な娯楽ミステリ。読みやすかった。最後の最後まで、フェニモア先生の宝がなんだったのか。事件の話だけで終わって、宝の地図は、事件に出くわすきっかけで終わるのでは、と思いかけた読了直前に、素敵な宝物が! フェニモア先生の周囲の人々が、小さな冒険(あるいは無茶)をしながら、問題解決へ繋がっていくのが、わくわくしました。アガサさんの料理、おいしそう!2014/10/16
風祭
0
面白かった!全体的にはほんわかしてるのに、事件や犯人はぞっとするほど怖い。ドイル夫人はたくましい2015/01/13
ayweak
0
読みやすかった。2012/05/02