内容説明
太陽めがけて矢をはなつ弓の達人、トラと牛の子から生まれかわり怪物にたちむかう二人の親友、愛する馬を想いながらかなでる馬頭琴…。遊牧民が古くから語りついできた10のむかしばなし。モンゴルのことわざ、なぞなぞ、ジェスチャー、タブーなどを紹介するコラム付き。
目次
キツネとオオカミ
白いみなしごラクダ
ずるがしこいボルじいさん
アルタンフーとムングンフー
学を身につけた少年
スーレンフー
ツァルツァー・ナムジル
道で出会ったたくはつ僧
エルヒー・メルゲンと七つの太陽
フフー・ナムジルの伝説
著者等紹介
塩谷茂樹[シオタニシゲキ]
石川県出身。1991年、京都大学大学院文学研究科言語学専攻、博士後期課程単位取得退学。現在、大阪大学大学院言語文化研究科教授。1980~1982年、モンゴル国立大学留学。専門はモンゴル語学(形態論及び語彙論)、モンゴル口承文芸(ことわざ、慣用句)
バダムハンド,ヤマーフー[バダムハンド,ヤマーフー][Badamkhand,Yamaakhuu]
モンゴル国オラーンバータル出身。2010年、大阪大学大学院言語社会研究科言語社会専攻、博士後期課程修了。2010年3月、博士号(言語文化学)取得。現在、日本学術振興会外国人特別研究員。専門はモンゴル語学(モンゴル語の形状語)、日本語学(日本語の擬音語・擬態語)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
詠月
11
モンゴルに伝わる民話と説話。燕の尾が別れている理由や、領主をギャフンといわせる話など10話がおさめられています。権威の象徴(冠・玉など)は成功すると輝きが増す気がするけども、失敗すると重荷、もしくは枷であるというラマ僧と問答してみたいです。2014/05/20
みよちゃん
8
モンゴルの民話と、生活の中で今も変わらない遊びやいいつたえ、縁起やタブー、ことわざなぞなぞなどが話の後に、解説されてよりモンゴルのことが身近になる。馬頭琴のこともあって、面白かった。2017/05/29
ララ
2
モンゴルの民話とモンゴルのことわざやジェスチャーなどのミニコラム。馬頭琴の由来を描いたフフー・ナムジルの伝説を収録。ラクダや馬が出てくる話が多いのはお国柄だろう。2021/02/22
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