ハヤカワ・ミステリ文庫<br> ウルフ・ムーンの夜

ハヤカワ・ミステリ文庫
ウルフ・ムーンの夜

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  • サイズ 文庫判/ページ数 359p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784151718526
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

私立探偵アレックスのもとに、ドロシーという女が訪ねてきた。暴力的な恋人ブラックマンから逃げる手助けをしてくれという。彼はロッジに泊めるが、翌朝ロッジは荒らされドロシーの姿は消えていた。ブラックマンの仕業か?自責の念に駆られ、アレックスは彼女の行方を追うが、やがて麻薬密売に絡む二重三重の追跡劇の渦中へ!アメリカ探偵作家クラブ賞などトリプル受賞に輝いた『氷の闇を越えて』に続く注目の第2弾。

著者等紹介

ハミルトン,スティーヴ[Hamilton,Steve]
ミシガン州で生まれ育つ。IBMに勤務するかたわら書いたというデビュー作『氷の闇を越えて』は、セント・マーティンズ・プレス社とアメリカ私立探偵作家クラブが共催する私立探偵小説コンテストの1997年の最優秀作に選ばれ、翌年にセント・マーティンズ・プレス社より出版された。同書は、緻密なプロットと主人公の私立探偵アレックス・マクナイトを始めとする卓越した人物造形が書評子に絶賛され、1999年のアメリカ探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞とアメリカ私立探偵作家クラブ賞最優秀処女長篇賞に輝いた。『ウルフ・ムーンの夜』はアレックス・マクナイト・シリーズ第2作にあたり、前作と同様、好評をもって受けいれられた

越前敏弥[エチゼントシヤ]
東京大学文学部卒、英米文学翻訳家。訳書に『デッドエンド』レドウィッジ、『氷の闇を越えて』ハミルトン(以上早川書房刊)他
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐々陽太朗(K.Tsubota)

70
私立探偵アレックス・マクナイト・シリーズ第二弾。アレックスは自分は私立探偵をやめたと言い張っているが、助けを求める人を目の前にして放っておくことなどできない。優秀な(?)相棒(?)も現れた。すくなくともこの相棒は「あんぽんたん」などではない。いけ好かない野郎とおもっていたメイヴン署長が案外味のある男だったことにびっくり。今後の展開が楽しみ。シリーズ第三弾『狩りの風よ吹け The Hunting Wind』も読まねばなるまい。2019/06/22

タツ フカガワ

33
ドロシーという女性が恋人の暴力から逃れるためアレックスに助けを求めてきた。アレックスは所有するロッジの一軒に泊めるが、翌日彼女の姿はなく、室内が荒らされていた。シリーズ2作目。事件の真相にはいまいち物足りなさを感じたものの、探偵アレックスに押し掛け相棒として迫るイーアンやアレックスの天敵であるメイヴン署長の存在感、それにミシガン州北部の凶暴な寒気の描写がとてもよかった。2021/12/11

ハゲ郎

16
いやー久々の翻訳物の大当たり!おもろい!マクナイト、タフガイやね。それにしても寒ぶい地域の寒ぶいお話で、凍えるは。でもマクナイト熱いね。いいね。秀作。2013/11/20

koo

8
 アレックスマクナイトシリーズ2作目、助けを求められ匿った女性が行方不明になり自責の念から彼女を捜索するのが基本ストーリーです。前作から引き続きの脇役たちのキャラ付けに深みを感じます、特に主人公の相棒○○○○は前作とまるで別人(笑)、ただ本来主人公が聞き込み辿り着くべき情報を彼が入手することが主人公の魅力を削いでる印象でした、いいキャラしているんですが個人的にはマクナイト1人で全部こなして欲しかったです。前作程謎解き興味がなく物足りなさはありますがまずまずのハードボイルド小説でした。2023/04/01

a*u*a*i*n34

8
マクナイトシリーズ2作目。1作目からかなり進歩して、マクナイトの人となりもよくわかってきました。フルボッコにやられながらも前に進むマクナイト、ちゃんとハードボイルドです。全編通じて極寒の季節なんですが、ここ常夏の地で読むとちょっと違和感ありますが。スティーブハミルトンさん、解錠師もそうですが、良作揃いです。ただいかんせん1作目を忘れかけてる。。。再読してから3作目に行くか2014/01/25

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