内容説明
都会での仕事を辞め、田舎町で園芸家として開業したばかりのポーラ。大手造園会社に負けまいと地道な営業にいそしんでいたところ、とっておきのチャンスが訪れる。地元の名家の庭園修復作業を任されることになったのだ。意気込んで現場の下見に出かけたポーラだが、なんと、地中に埋まっていた赤ん坊のミイラを発見してしまう。いったい誰がこんなことを?赤ん坊の親はどこに?調べはじめたポーラだが、身近で次々に不可解な出来事がおきはじめて…。アガサ賞、アンソニー賞にノミネートされた陽気なガーデニング・ミステリ。
著者等紹介
ハリス,ローズマリー[ハリス,ローズマリー][Harris,Rosemary]
ニューヨーク生まれ。書店やテレビ業界で働いたのち、『事件現場は花ざかり』でデビュー。現在は夫とゴールデンレトリーバーとともに、ニューヨークとコネチカット州フェアフィールド郡を行き来して暮らす
矢沢聖子[ヤザワセイコ]
1951年生まれ、津田塾大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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mocha
79
表紙が可愛らしく楽しげで読んでみた。園芸家であるポーラが、古い屋敷の庭園で赤ん坊のミイラを掘り出してしまう。それは田舎町に隠されたスキャンダルを暴くことでもあった。登場人物はみんな個性的なのに、頭の中で生き生きと動き出さない。ジョークもわかりづらい。本作がデビューなので仕方ないかな。次作に期待しようと思ったら翻訳されてないらしい。やっぱり人気が出なかったのね。2019/07/29
あつぼう
11
コージーって事で気軽な気持ちで読んでたけど、スムーズに読む事が出来なかった。翻訳のせいかなって思ったけど矢沢聖子さんの翻訳って今まで何冊が読んでるけど苦になる事ってなかったんやけどなぁ。矢沢さんとコージーの愛称が悪いのか、それともアガサ賞やアンソニー賞にノミネートされた原作が悪いのか・・・。主人公が園芸家ってところは真新しいって思ったけど、他は至って普通のコージーでした。人間関係なども他のコージーの二番煎じって感じで読んでいて辛かったです。続編が発売されても読むかどうかは微妙です。2011/10/24
寧々子
5
原作のせいなのか翻訳のせいなのかわからないけど読みずらかった!! 全体的にギコチなく感じて、言い回しなのか何なのか1度で読んだだけじゃ何が言いたいのか、スンナリとはいってこなくて読み直してしまう箇所がアチコチに。。。 コージーのお約束はクリアしてるけど、逆にお約束を取ったら何も残らないなぁ~2010/10/30
ヨリ
4
ナゼ、読みにくいのかなあ?としばしば感じる部分あり。言い回しがわかりにくいのかも・・・。あと、想像しにくいものが多いからかな?表紙のイメージもタイトルも内容と合ってない感じで、話自体は可もなく不可もなくってところでした。2016/02/08
みつきん
4
軽く読みたい翻訳物を探していたときに出会った本。内容は悪くないんだけど、無駄に長い感じで後半は読むのが疲れました。今後もシリーズが続くみたいなのでプロローグ的な位置づけ?でなければこの半分か2/3くらいにまとめられたかも。あと気になったのは添削してないの?直訳するとこういった表現になるのかな・・・・。翻訳者の問題?ところどころ文法がおかしくて。2010/08/28