内容説明
十字軍に参加したアイルランド人騎士サイモンは、邪悪な敵の奸計に陥って主君と仲間を殺され、ひとり生き延びるが、苛酷な呪いをかけられてしまう。その十年後。呪いを解くカギを探すサイモンはレディ・イザベルの城にたどりつく。彼女はおそろしい黒騎士の噂を流し、城を掠奪者から守っているという。その手助けと引き換えにケルトの秘密が眠る城の地下通路の探索を許された彼は、いつしかイザベルと恋に落ちる。だが、サイモンの宿敵もまた、城の秘密を狙っていた…。魔法と謎に満ちた中世ヒストリカル・ロマンス。
著者等紹介
ブルー,ルーシー[ブルー,ルーシー][Blue,Lucy]
中世を舞台にしたヒストリカル・ロマンスを得意とする作家。英文学の修士号を持ち、弁護士のアシスタントとして働くかたわら、作家活動を行なっている。現在はサウスカロライナで夫と暮らしている
辻早苗[ツジサナエ]
東京生まれ、大阪外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
12
十字軍時代の吸血鬼ものなんですが、設定がよくわからないうえなぞが次回に繰り越され、自分的にはまったく盛り上がれませんでした。でも、それは私が吸血鬼などSFの設定についていくのが苦手なせいかもしれません。私みたいな超常現象オンチもついていけるパラノーマル系ロマンスはあんまりありません…ていうか、J.R.Wardのブラック・ダガーだけです…。2015/10/20
まみ子
9
中世の吸血鬼ものってことで、設定としては好みだから楽しく読んでたけど、まさかの(というか、ロマ本あるあるの)3部作で、続編出てないやつでした。かなり不完全燃焼な終わりかただったので、読んで後悔。まぁ、そんなに夢中になれるほどでもないにせよ、色々と気になる終わりだし、あとがきで、3作目では驚愕の事実が!とか書いてるのに読めないっていう…久々にイラッとしました。2018/09/10
まめもち
5
シリーズ1。吸血鬼になってしまった騎士サイモン×イザベル。魔法使いオーランドと呪いをといてくれるという聖杯を求めてヒロインのお城へ。ヒーローを吸血鬼にした宿敵が死んでいなくて2人を狙った為にヒーローの正体もバレちゃった。吸血鬼モノは好きなんだが謎が明らかにならないうちに次の謎が出てくるのでモヤモヤする。瓶に封じられたお姫様はどーなったとか。ヒーローが変異させちゃった若者とかね。2018/04/25
彬
5
三部作の一作目。題材としてはよくある聖杯探索の話で、キリスト教と吸血鬼にケルトが絡み合っている。本文中にヒーローとヒロインの心情がほぼ同時に記述されるので微妙に読みにくかった。うーん、ロマンスにする必要があったのかなあ…。好きな題材なはずなのだがいまいち乗り切れず。2013/04/01
ぼんちゃん
1
バンパイア系を始めて読みましたがイマイチ乗り切れなかった。宗教的な儀式や時代背景についての知識が足りなかったからかな……。
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- 彼はカリスマ 分冊版(6)