内容説明
そわそわと何度もウィスキーを啜りつつ、監禁中の反体制者を饒舌にいたぶる拷問者ニコラス。彼は何に怯えているのか…『景気づけに一杯』。二人の高級官僚が核戦争の死者数を楽しげに予想する『丁度それだけ』。少数民族にたいする言語弾圧を鋭く突く『山の言葉』他。類稀なる詩人の感性で全体主義体制の暴力を告発し続けた、闘うノーベル賞劇作家ハロルド・ピンター。政治劇を中心とする渾身の八篇を収録。
著者等紹介
ピンター,ハロルド[ピンター,ハロルド][Pinter,Harold]
1930年、ロンドン生まれ。俳優としてキャリアをスタートし、57年、処女戯曲『部屋』で劇作家に転身。同年に『誕生日のパーティ』『料理昇降機』を発表後、『管理人』(59)で注目を集め、その後『帰郷』(64)などの作品で地位を確立。追いつめられた人間をめぐる不条理を、恐怖とユーモアのうちに描く独特の作風は、その名を冠して“ピンタレスク”と呼ばれる。初期の心理的リアリズムを指向する作風から、『風景』(67)などの詩的な作品を経て、とりわけ『景気づけに一杯』(84)以降は政治色の強い作品を次々と発表
喜志哲雄[キシテツオ]
1935年生、京都大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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