出版社内容情報
突然客間に死体が! あわてて隠すと死体は消えてしまう。しかしまた現れ……。クリスティーらしい驚きに満ちた傑作戯曲を小説化
内容説明
自宅の客間に突然現れた死体を前に、クラリッサは事件を隠し通すことを決意した。数時間後には外務省勤めの夫が要人を連れて帰ってくる。大事にするわけにはいかないのだ。だが、通報してもいないのに警察が現れ捜査が始まってしまった。しかも隠した死体は消えてしまい…。傑作クライム・コメディ戯曲の小説版。
著者等紹介
クリスティー,アガサ[クリスティー,アガサ] [Christie,Agatha]
1890年、保養地として有名なイギリスのデヴォン州トーキーに生まれる。中産階級の家庭に育つが、のちに一家の経済状況は悪化してしまい、やがてお金のかからない読書に熱中するようになる。特にコナン・ドイルのシャーロック・ホームズものを読んでミステリに夢中になる。1914年に24歳でイギリス航空隊のアーチボルド・クリスティーと結婚し、1920年には長篇『スタイルズ荘の怪事件』で作家デビュー。1926年には謎の失踪を遂げる。様々な臆測が飛び交うが、10日後に発見された。1976年に亡くなるまで、長篇、短篇、戯曲など、その作品群は100以上にのぽる。現在も全世界の読者に愛読されており、その功績をたたえて大英帝国勲章が授与されている
山本やよい[ヤマモトヤヨイ]
同志社大学文学部英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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