ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 死はわが隣人

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ハヤカワ・ミステリ文庫
死はわが隣人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 559p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150775636
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

オックスフォード大学学寮長選挙のさなか、住宅地で殺人事件が発生。テムズ・バレイ警察のモース主任警部は、血の海に横たわる女の死の謎を追い始めた。一癖も二癖もある隣人たちの錯綜する証言から、やがて殺人事件と学寮長選挙との意外な関係が明らかに。だが、その矢先、モースは病に倒れた。苦痛に耐えながらたどりついた、混迷の事件の真相とは?現代本格ミステリの最高峰、モース主任警部シリーズついに佳境へ。

著者等紹介

大庭忠男[オオバタダオ]
1916年生、1941年日本大学高師部英語科卒、英米文学翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

328
★★★☆☆ モース警部シリーズ末期の大作。 糖尿病になり、全体的に衰えが顕著になってきたモースがルイスと共に連続殺人事件の捜査に臨む。 ページ数に比例して、人間が深く描かれており、登場人物たちの人生を追うだけでも楽しめる。 反面、事件の犯人に意外性はなく、アリバイトリックも捻りのないものだったのは残念。 また、コーンフォード夫妻のエピソードは後味が悪すぎて好きではない。 モースとルイスの友情と、モースの幸福な老後を想像させるラストは感動的で、本作こそシリーズ最終作に相応しいようにも思えた。2023/02/20

Ribes triste

16
モース主任警部シリーズ。シリーズ後半となり、モースの迷走推理のパワーも以前ほどではなくなりましたが、ルイスがモースの暴走を阻止しようと意見する場面に、このコンビも成長したなあと、ちょっと感慨深い気持ちになりました。そして明らかになるモースのファーストネーム。そして、やっぱりモースはモテるのでありました。2019/09/05

ソラ

9
【読メ登録以前読了作品】 内容(「BOOK」データベースより) オックスフォード大学学寮長選挙のさなか、住宅地で殺人事件が発生。テムズ・バレイ警察のモース主任警部は、血の海に横たわる女の死の謎を追い始めた。一癖も二癖もある隣人たちの錯綜する証言から、やがて殺人事件と学寮長選挙との意外な関係が明らかに。だが、その矢先、モースは病に倒れた。苦痛に耐えながらたどりついた、混迷の事件の真相とは?現代本格ミステリの最高峰、モース主任警部シリーズついに佳境へ。 2007/09/24

Jimmy

8
デクスターのラス前、一時期の煙に巻いたような幻想的な調子は影を潜め、分かりやすい文体で通してもらっているので分かりやすのですが、謎のコクはちょっと薄い。デクスターの面白さって、モースの妄想推理、と見られがちですが、実は全編を通した霧がかかったような不思議世界なのでは、と考えさせられた一作です。2017/01/22

ソラ

7
【再読】2018/03/25

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