ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 失投

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ハヤカワ・ミステリ文庫
失投

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  • サイズ 文庫判/ページ数 277p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150756512
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Kircheis

312
★★★★☆ スペンサーシリーズ三作目にして、オーソドックスなハードボイルド小説から、アクションヒーロー小説への転換点となる作品。 初期のスペンサーは良くも悪くもマーロウを模倣したキャラというイメージだったが、今作ではより能動的で理想に準ずる戦士という感じが出ていた。 ただブレンダの立ち位置が中途半端だし、彼女を都合よく使ってる感じがしてしまうので、スペンサーのファンとしては早く別れた方が良いとは思った。 とにかく、本作は脅迫に屈してはいけないという教訓も得られるし、善き人間も割と多いのが魅力だった。2022/10/02

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

111
スペンサーシリーズ3作目。シリーズの“原型”ができたのはこの『失投』だと思う。前2作は伝統的な探偵小説を踏襲している印象があるが、本作でスペンサーは逸脱し始める。地元ボストンの人気チーム・レッドソックスのエースに八百長疑惑が浮上し、スペンサーは潜入捜査を行う。しかし彼にとって大切なのは、プロとして結果を出す事よりも自分らしくあり続ける事。恋人スーザンと『男の生き方』について延々と議論する。肉体を維持するためのストイックなトレーニング、料理へのこだわり……。たとえピエロにみえても自分を貫くヒーローの誕生。2016/05/22

chiru

91
スペンサーシリーズ3作目は、ボストンレッドソックスのエースにかけれらた疑惑、“野球の八百長試合”の調査。スペンサーは野球の本を書く作家と称して取材するうち、エースの妻が葬った過去を掘り出してしまう。ラストでスーザンに心の内を明かしたのが意外でした。選手の一家を守るため、悪者を殺害せざるをえなかったのに、自分の信念に相互相反する事態を避けなかった自分を責めるシーンが切ない。事件や謎解きではなく、人間の心の機微に焦点を当てるというシリーズのルールがわかってきて、次を読むのが待ち遠しいな。 ★42019/10/02

GAKU

55
スペンサーシリーズ第3作。日本ではこの3作目が一番最初に刊行されています。自身の規範を貫くスペンサーに痺れます。テコンドーの使い手を、完膚なきまでに打ちのめすラストにスッキリ。次はいよいよホークが初登場する、4作目を再読へ。 2021/06/30

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

51
饒舌な80年代ヒーローが誕生した記念すべきシリーズ3作目。本作でスペンサーは伝統的な『私立探偵』から逸脱し始める。地元ボストンの人気チーム・レッドソックスのエースに八百長疑惑が浮上し、スペンサーは潜入捜査を行う。しかし彼が自分に問うのは、結果より「自分らしいか」。ブレンダ・ローリングと二股かけているが、スーザンの存在が本作で大きくなった。率直に言ってプロットはアバウト。スペンサーの行動も決して褒められたものではないが、ここを好意的に受け入れられるかでシリーズの評価も分かれる。2016年5月22日に再読。

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