ハヤカワ・ミステリ文庫<br> 俺はレッド・ダイアモンド

ハヤカワ・ミステリ文庫
俺はレッド・ダイアモンド

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  • サイズ 文庫判/ページ数 370p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150752019
  • NDC分類 933

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

bookkeeper

35
★★★☆☆ 再読。タクシー運転手のサイモンは、探偵小説のコレクションを奥さんに処分されたショックで我を失い、探偵レッド・ダイアモンドに変身?する。宿敵ロッコを倒し、愛しいフィフィと再会する為に悪徳の街へ身を投じていくのだ!  彼の妄想は余りにも真に迫り過ぎていて、説得力ハンパ無い。愛読書で習得した探偵の作法がそれなりに通用してしまう。ハードボイルドの変則パターン。大真面目にやったら笑われちゃうんだけど、好きだから捻ってやりました的な発想が素晴らしい。「大いなる眠りに直面する時はみんなひとりぼっちなんだ」2021/08/10

goro@the_booby

14
俺の名はレッド・ダイアモンド。悪党ロッコに連れ去られたフィフィを探すため捜査を続けるんだ。待ってろよフィフィ、必ず俺が助け出す!ロッコに熱い鉛玉を喰らわすぜ!ショックのあまり憧れの探偵レッド・ダイアモンドになってしまったしがないタクシードライバーのハードボイルドの活躍劇。金髪のお姉ちゃんに出合うたびフィフィと思い込むレッド・ダイアモンド、最高です。2014/07/24

青沼ガラシャ

3
最高!パルプ小説マニアのタクシー運転手が奧さんにコレクションを処分され発狂、ハードボイルド探偵に生まれ変わり大活劇を繰り広げる現代版ドン・キホーテ。設定はバカっぽいが、結構大真面目に古式ゆかしいハードボイルドしていた。メチャ面白大推薦!2021/01/24

すけきよ

3
冒頭のコレクションが捨てられるシーンでもうもらい泣き(笑)。タフガイ探偵だから、いちいち台詞が「危険が俺の職場さ」「銃を向けられるたびに一セントもらってたら今ごろ億万長者さ」的でイカス。ラストも好みだったし、かなり満足した。2002/04/26

co_taro

1
再版された第一巻を読んだのが20数年前。古本屋で二巻を見つけて、待望焦がれて読む前に、やはりまずは一巻再読です。レッド・ダイヤモンド、作者の正統派ハードボイルドへの愛を痛いほど感じる、それは古き良きボイルドへのリスペクト。かといって単なるパロディーに終わらぬストーリー。ダサくて、家族にはウダツの上がらぬ中年オヤジの悲哀、現実に耐え切れず現実逃避の蒸発予備軍なオッサンたちはもぜひ読むべき、とっておきのダメ男逆ギレ小説です。2023/12/17

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