出版社内容情報
新設されたお荷物部署・失踪人特捜部に配属された女刑事は、相棒と2人で「不可能犯罪」に挑む。それは、20年前の双子少女焼死事件につながる、連続殺人だった──!
内容説明
新設の失踪人特捜部に配属されたベテラン女性刑事ルイース・リック。問題刑事アイクと組まされ、アウンスー湖ほとりの森の中で転落死した女性の身元を調べはじめる。だが、その女性は30年前に知的障害者施設“エリーセロン療護園”で死亡した少女が成長した姿だった。やがて第二の事件が起こる。事件を追うルイースは、封印したはずの自分自身の過去と向き合わなければならなくなるが、北欧ミステリの女王、最高傑作。
著者等紹介
ブレーデル,サラ[ブレーデル,サラ] [Blaedel,Sara]
デンマークの人気ミステリ作家。2015年デンマークのピュリッツァー賞ともいえるDe Gyldne Laurbaer(The Golden Laurel)を受賞
河井直子[カワイナオコ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
panam1927
23
★★★☆☆2017/08/29
み
21
シリーズモノのようでしたが、初読みの作家さん。北欧らしい、唐突な職場内での…。フィクションを脚色って、こんな施設があったってことよね。何とも読後がよろしくないです>_<2023/01/03
tom
14
最期まで読んだけれど、あり得ないだろうという展開の謎解きで終わり、そのことに、ちょっと驚く。まあ、驚かされたということで、60点くらいは付けてもよいかもしれない。後書きによれば、この本は、フィクションとのこと。ということは、過去のデンマークで行われていた隔離政策への告発本なのかもしれない。そうでしたかあという読後感。2017/12/06
Masa
10
読了。うぅん、どうかな。どうもなんか安直っていうか、物語にも登場人物にもイマイチ個性を感じなかったなぁ。読んで後悔はしてないけれど、さ、次行こうって感じです。北欧ミステリ・ファン必読、の帯には疑問符。デンマークでは人気のある作家みたいだから、その点では必読だったのだろうけど。2017/11/04
沙織
8
舞台はデンマーク。失踪課の敏腕刑事ルイースは相棒アイクと遺体の身元を捜査していた。しかし亡くなった女性は既に31年前に死亡していた。何故31年前に死亡診断書は発行されたのか? 昔の事件と今現在の事件。2つの事件の関連とは?北欧の推理小説はとにかく女性が元気で励まされる。ルイースはもちろん親友のカミラもいい味を出してストーリーを盛り上げてくれる。日本では1作しか出てないけどシリーズものなんですね。他の作品も読んでみたい。ヨーナスがルイースの養子になった経緯も気になる。2018/12/13