感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おか
55
金曜日に続く 土曜日のラビ。未だに教区の役員達とはギクシャク ギクシャク。でも キリスト教とユダヤ教の違いをラビは的確に利用しながら事件を解決 うーん 紐解くかな〜^_^今作では 最後にラビの奥さんの出産があるが これをもヒントに、、、笑 ラビの妻への労り も初々しくて良かった( ◠‿◠ )そして 妊娠した妻という女の強さも 良かったなぁ( ◠‿◠ )2019/05/21
たち
17
自宅のガレージの車の中で死んでいた、不信心な男を教区の墓地に埋葬した事から騒動が始まります。自殺だったのでは?ラビを良く思ってない教会の幹部たちは、この時とばかり、ラビの責任を糾弾します。しかし、ラビは負けません。辞表を叩きつけても自分の信念を曲げませんでした!ラビの推理が…とか、トリックが…というよりも、ラビとラビの周囲の人々の人間模様が楽しめる一冊でした。2017/03/18
みさ
7
大好きハリイ・ケメルマン。アメリカの中のユダヤ人社会に生きるラビが主人公で、事件の検証をユダヤのピルプル論法(とにかく細かく検証していくやり方…なのだろうか)で観察し推理していく。ユダヤ人社会の慣習や考え方がちりばめられているのも面白い。緻密さが光るミステリ。2023/05/25
bapaksejahtera
6
本作も推理小説相当の事件としては、当初は事故次いで自殺と思われた男を見舞った殺人事件1件。被害者はユダヤ人とは認識しつつ宗派的には熱心でなかったアル中の科学者である。アル中で教会活動に熱心でなかった故人をユダヤ教墓地に入れる入れないをきっかけに又もや信徒代表とモメ出したラビ。この主人公によってひょんなことから謀殺が明らかとなる次第。いつもの通りアメリカ社会で基督教社会の(信仰優位的)影響を受けつつ動揺するユダヤ教に抗う保守理論派のラビが、読者基督教徒に訴えかける箇所が目立つ。それはそれで面白いのだが。2020/07/16
himehikage
6
理事会のメンバーたちのやり取りが面白い。楽しいシリーズなのに入手困難なものがあって全巻読めるか心配になってきた。2018/10/05