出版社内容情報
野口三千三氏が提唱した“身体哲学”の画期的な入門書.柔らかくしなやかな動きを身につけ,からだの感覚を感じ取る野口体操の真髄を紹介する.寝にょろ,尻歩き,ヨガの逆立ちなどを多数の写真を使って解説.
内容説明
身体感覚を甦らせよう。液体的な動き、重さとはずみと筋力、曲線と直線、呼吸。力を抜きながらストレッチすることの意味。からだをほぐすことの意味。上体のぶら下げ、腕まわし、尻たたき、おへそのまたたき。波の動き、やすらぎの動き、ヨガの逆立ち、尻あるき。多数の写真を使った画期的入門書。
目次
1 身体感覚を甦らせよう(現代生活とからだ;身体感覚を甦らせよう)
2 からだをほぐす―野口体操とは(野口体操の身体観;「重さ」と「はずみ」と「筋力」と ほか)
3 からだをうごかしてみよう(上体のぶら下げ―動きの手ほどき、からだほどき;腕まわし ほか)
著者等紹介
羽鳥操[ハトリミサオ]
「野口体操の会」主宰、「野口三千三授業記録の会」代表。1949年東京生まれ。国立音楽大学器楽科ピアノ科卒。1975年から野口体操創始者・野口三千三氏に師事。以来、氏の直弟子として研鑽を積みながら20年間助手を務める。現在、講演・ワークショップ・執筆活動に従事
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感想・レビュー
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しんしん
4
自分がゆる体操でやっている考え方は、野口体操でも多くの部分が出ていることが分かった。 上体のぶら下げ運動などは、ほかの本で見て試したときにはピンとこない部分があったが、この本を読みながら試したらコツがつかめた。 2016/02/01
nizimasu
3
カラダの緊張は意識すると思いのほかあって現代人の生活や仕事はまさに、カラダがこわばる事ばかりと感じる事がある。そこに緩むという概念を持ち込んだのが、野口体操。例として三島由紀夫が傾倒したボディビルの話もでてくるが、からだを膨張させるのではなく、より緩める。適度な筋肉でカラダの中の水を意識する。なんだかとっても難しい2013/01/06
mope
0
野口整体ってどんなのだったかなぁと思って家にある野口本を引っ張り出して読んでみたら、野口体操と野口整体は別物だという事にやっと気がつきました(汗)でも三島由紀夫と野口体操の身体観の話など、面白かったです。2014/05/13
うちこ
0
「野口体操」の野口三千三氏のお弟子さんが書かれた本です。2003年の本なので完全に現代的な言葉でわかりやすく、また、昭和の身体思想の歴史にも触れられています。 三島由紀夫氏の急激な身体革命を、身体を語る側から追ったこういう記述は貴重。逆から追ったものは横尾忠則さんの本などにちょこちょこと出てきたりするのですが、よくぞ書いてくれました、という内容です。2012/08/28
にゃん助
0
f(^^;2013/03/14
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- 和書
- 呼吸が聞こえる