内容説明
48歳の未亡人ロレインに突然舞い込んだ遅咲きのロマンス―彼女の投書を雑誌で見たという男から、ラヴレターが届けられたのだ。二人の仲は急速に発展し、やがて結婚を誓いあうまでになった…この恋のいきさつに危惧を抱いたロレインの姪リンダは、ペリイ・メイスンに男の身許調査を依頼する。はたせるかな相手の男モントローズは名うての結婚詐欺師だった!驚いたリンダはメイスンとともに伯母のもとへ駆けつけるが、意外にもそこにはモントローズの死体が…詐欺師殺害の容疑に問われたロレインの弁護に立つ名弁護士メイスンの作戦は?
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ごへいもち
18
法廷シーンになるとワクワク2019/03/10
bapaksejahtera
10
メイスンシリーズとしてはかなり後期の作品。48歳の女が色事師の詐欺の罠に嵌まり、二人で東部からアリゾナ迄結婚手続きに来る。これに危険を感じた姪がメイスンを訪ねる発端。この姪の許婚が女に寄生するしょうもない男で、メイスンの往く先々で邪魔をする。結局叔母は詐欺師を殺害した嫌疑で予審に付される。主人公の相手はいつものLAバーガー検事ではなく、さながら道化役田舎の郡検事。主人公は幸運にも地元の若い弁護士を表に立て、思う様田舎検事をいたぶって勝利を揚げる筋。法廷場面は短く贔屓の読者はハラハラもせず溜飲を下げる作品。2025/11/01
きりん
7
伯母さんが結婚詐欺に引っかかり殺されるのでは、と心配して相談にくるのだが、逆に詐欺師と目されていた男が殺されて伯母さんが容疑者になってしまう。検事側のやり方が悪いと印象付けて、判事がメイスンに肩入れていくように仕向ける、という審問。ちょっとやり過ぎな感はあるけど、スカッと爽快。読んでて気楽。2025/04/11




