内容説明
旧態依然の経済学界に渦巻く非難をはねのけ、認知バイアスに関する研究成果を着実に積み上げていった著者は、それらの知見を逆用し人々をより合理的な行動へと導く画期的手法「ナッジ」を提唱する。いまや日本をはじめ各国の政策に取り入れられている行動経済学は、世界をどのように変えていけるのか?話題の学問の全史を類まれなユーモアとストーリーテリングで描き絶賛を浴びた痛快ノンフィクション。
目次
第5部 経済学者と闘う(承前) 1986~94年(最強チームの結成;「狭いフレーミング」は損になる)
第6部 効率的市場仮説に抗う 1983~2003年(市場に勝つことはできない?;株式市場は過剰反応を起こす ほか)
第7部 シカゴ大学に赴任する 1995年~現在(「法と経済学」に挑む;研究室を「公正」に割り振る ほか)
第8部 意思決定をナッジする 2004年~現在(貯蓄を促す仕掛け;予測可能なエラーを減らす ほか)
著者等紹介
セイラー,リチャード[セイラー,リチャード] [Thaler,Richard H.]
2017年ノーベル経済学賞受賞者。シカゴ大学ブース・スクール・オブ・ビジネス教授、同校意思決定研究センター理事。行動科学と経済学を専門とし、行動経済学のパイオニアの一人に数えられる。正しい行動を促す概念として提唱した「ナッジ」は一世を風靡し、日本を含む各国政府の政策に取り入れられている。2015年にはアメリカ経済学会会長を務めた。『行動経済学の逆襲』はエコノミスト紙やフィナンシャル・タイムズ紙の年間ベストブックに選出されるなど高い評価を得る
遠藤真美[エンドウマサミ]
翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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あつお
J・P・フリーマン
mkt
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