ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫<br> ガラスの城の約束

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ハヤカワ文庫NF ハヤカワ・ノンフィクション文庫
ガラスの城の約束

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  • サイズ 文庫判/ページ数 432p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150505394
  • NDC分類 936
  • Cコード C0198

出版社内容情報

NYで活躍する記者が明かした極貧の少女時代。夢見がちで勝手な父母への怒りと愛のはざまで苦悩しつつ自立していく姿が胸を打つ

内容説明

NYで活躍する記者のジャネットはある晩パーティへ向かう道すがら、ホームレスになってゴミをあさる母を見かける…衝撃の再会を機によみがえる家族との日々。ポンコツ車で夜逃げを繰り返す極貧生活のなか、夢ばかり追う身勝手な父母への怒りと愛の狭間で苦悩しつつ、少女は勇敢に人生を切り拓いていく。全米350万部を突破した大ベストセラーにして、映画化もされた感動のファミリー・ドキュメント。

目次

第1章 路傍の母
第2章 砂漠
第3章 ウェルチ
第4章 ニューヨーク
第5章 感謝祭

著者等紹介

ウォールズ,ジャネット[ウォールズ,ジャネット] [Walls,Jeannette]
米国の作家・ジャーナリスト。1960年生まれ。名門女子大学バーナード・カレッジ卒業。“エスクァイア”誌、“USAトゥデイ”紙等に寄稿、MSNBC.comで連載したコラムは高い人気を誇った。2005年、秘めてきた少女時代をつづった本書が、ヤングアダルト世代に特に薦めたい大人向けの本に贈られる「全米図書館協会アレックス賞」を受賞。全米350万部を突破、世界35カ国で翻訳され、2017年に映画化もされる大ベストセラーとなった。初の小説Half Broke Horses:A True‐Life Novel(2009)が“ニューヨーク・タイムズ”紙のベストブックに選出されている。現在、再婚した夫で作家のジョン・テイラーとヴァージニア州郊外の農場に暮らす

古草秀子[フルクサヒデコ]
翻訳家。青山学院大学文学部卒、ロンドン大学アジア・アフリカ研究院(SOAS)、同大学経済学院(LSE)大学院にて国際政治学を学ぶ。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ブラックジャケット

9
NYの雑誌の人気コラムニストの自伝。広いアメリカ、とんでもない家族がいるもんだ、というよりもアメリカにしかいない家族の物語でもある。おやじレックスは頭がいいが、アルコール依存と唯我独尊の性格が災いして、職は転々。母ローズは売れない画家、夢を諦めきれず育児は放棄。4人の子供は食に困るほどの貧困へ。そのビンボー話が次から次へと繰り出され、凄まじい。しかしレックスの才能はガラスのマイホームの夢を語る。アメリカンドリームの戯画だが、彼は挫折、ホームレスへ。ジャネットは勉強を重ね、NYへ。底辺の歴史は伝説となる。 2020/02/25

まーちゃん

1
ネグレクトを超越した、凄まじいまでに荒廃した生育環境で育ったジャーナリストによる自伝。 諸悪の根源は誰の目にもはっきりしている(両親)ため、延々と続く悲劇が同じことの繰り返しに思えて、途中読むのが辛くなってくる。それにしても、ときおり卓越した知性すら感じさせる両親が、なぜここまでひどい子育てをするのかは理解に苦しむ。そしてこれほどひどい両親であっても、子供は最後まで親を切れないという事実。生まれた先が悪かった、本人めげずに頑張れ、で終わらせてはならない。この親の責任、罪深さは人としてどうかというレベル。2019/10/11

ekoeko

1
愛情はあるのかもしれないが育児放棄してるような自由気ままなハチャメチャな両親のもとで子供たちがよくぞ立派に自立して育ったなと感心するやら呆れるやらの1冊だった。2019/07/26

御庭番

1
本当にノンフィクション?? こんな壮絶な幼少期を送ったのに両親を恨んでいる様子が全くない文章。ネグレクトというかいつまでも子供な両親を、憎んではいないんだ。すごい、の一言。2019/06/22

wealth

1
一気で!NFはこれだからやめらんない。病んでたヒルビリー両親なのに、子供全員夢叶えてる。問題解決力がのびたの!?こんだけ所謂機能不全家庭なのに、「機能」の定義の方を疑ってしまうくらい父は愛に満ち、母は無茶苦茶なりに一理ある。特に「宗教に関してどうこういうもんじゃない」。著者の家族愛が行間から伝わってくるけど、末妹の例があるし、母が心折れたのが38では当然だし、アル中は病気で苦しかったろう。在り方を肯定はできないのが難しい。改題文庫化してなきゃ読めてなかった。長女は偉大だし弟は冷静。著者はよく書いてくれた…2019/06/04

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