出版社内容情報
奇蹟の新薬によって眠りから目覚めた患者の症状と人生を深い洞察力で描く医学エッセイ
内容説明
20世紀初頭に大流行した脳炎の後遺症で、言葉や感情、体の自由が奪われてしまった患者が、奇跡の新薬L‐DOPAの投与によって目覚める。しかし体の機能回復に加え、人格まで変貌してしまうという怖い副作用が…。レナードら20人の症例とそれに誠実に向き合う脳神経科医サックス博士の葛藤を、人間味あふれる筆致で描く。1970年代の刊行以来、演劇や映画化でも世界を感動させた不朽の名作、文庫の新版。
目次
第1部 プロローグ(パーキンソン病とパーキンソン症候群;嗜眠性脳炎(眠り病)について
嗜眠性脳炎の経過(一九二七年~一九六七年) ほか)
第2部 目覚め(症例1―フランシス・D;症例2―マグダ・B;症例3―ローズ・R ほか)
第3部 展望(展望;目覚め;試練 ほか)
著者等紹介
サックス,オリヴァー[サックス,オリヴァー] [Sacks,Oliver]
1933年、ロンドン生まれ。オックスフォード大学を卒業後、渡米。脳神経科医として診療を行なうかたわら、精力的に作家活動を展開し、優れた医学エッセイを数多く発表する。2007~2012年、コロンビア大学メディカルセンター神経学・精神学教授、2012年からはニューヨーク大学医学部教授。2008年に大英帝国勲章コマンダーを受章
春日井晶子[カスガイアキコ]
東京外国語大学卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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