出版社内容情報
物質の大半は質量0の粒子から出来ている!?素粒子物理の最新理論をユーモラスに語る。
内容説明
離れるほど引きあう力が強くなる―本書の著者ウィルチェックは、クォークを結びつける相互作用がもつ不思議な性質を説明する「漸近的自由」の発見により、ノーベル賞を受賞した。本書は質量の正体は何か?という問いに始まり、忘れ去られた「エーテル」の思いがけない可能性や、漸近的自由によって重力が他の力と同じ枠組で捉えられることを示し、来たるべき統一理論を展望する、精緻かつ大胆な知的冒険の書である。
目次
第1部 質量の起源(「これ」に取り組む;ニュートンの第ゼロ法則;アインシュタインの第二法則 ほか)
第2部 重力の弱さ(重力は弱いのだろうか?実際にそうだ;重力は弱いのか?理論的にはノーだ;ほんとうにすべき質問 ほか)
第3部 美は真なるか?(統一―セイレーンの歌;統一―ガラスを通して、ぼんやりと;擁護可能性 ほか)
著者等紹介
ウィルチェック,フランク[ウィルチェック,フランク][Wilczek,Frank]
1951年、ニューヨーク生まれ。1974年にプリンストン大学より博士号を取得。弱冠21歳の時に行なった「強い相互作用の理論における漸近的自由性の発見」により2004年、ノーベル物理学賞をデイヴィッド・グロス、デイヴィッド・ポリツァーとともに受賞した。現在、マサチューセッツ工科大学ヘルマン・フェッシュバッハ物理学教授
吉田三知世[ヨシダミチヨ]
京都大学理学部物理系卒業。英日・日英の翻訳業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
やいっち
イプシロン
赤い熊熊
たかぴ
シタン