内容説明
黒白の独特の風貌、力強い跳躍、そして家族や仲間を思いやる行動など、見る者を魅了してやまない海の王シャチ。だが50年以上も生きるとされる巨獣の生活にはいまだ謎も多い。シャチの生息地として世界的に有名なカナダのジョンストン海峡で、その生態や社会構造を解明するための研究活動に参加、5年にわたりシャチを撮影した海洋生物写真家が、自身の活動に確信を得た鮮烈な日々を、自然への愛情豊かに綴ったエッセイ。
目次
第1章 森と霧の海峡から(ニコラ;「悪魔」と呼ばれた動物;ジョンストン海峡のシャチ;社会構造の解明に向けて)
第2章 シャチをめぐる冒険(A5ポッド;サケを食うシャチ;トランジエント;スーパーポッドの日)
第3章 シャチに魅せられた人びと(キャンプにて;ポール・スポング博士;神話と伝説に抱かれて)
第4章 濃緑の海のなかで(秘密の浜;ロブソン湾生態保護区;水中撮影に向けて;ウェイティング・ゲーム)
第5章 シャチの向こうに見えるもの(カヤックの旅;もうひとつの意識の峰;夕景のなかで;シャチの向こうに宇宙が見える)
著者等紹介
水口博也[ミナクチヒロヤ]
写真家。科学ジャーナリスト。1953年大阪生まれ。京都大学理学部動物学科卒。出版社で書籍編集に従事しながら、クジラやイルカなど海生哺乳類を撮影し、1984年にフリーランスに。以来、世界中の海をフィールドに、数多くの写真集やエッセイを発表している。クジラ類の生態写真は世界的にも評価が高い。他の著書に『オルカ アゲイン』(講談社出版文化賞写真賞受賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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アッキ@道央民
怜
りょうちん
itosan04
うえ
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