ハヤカワ文庫<br> ラスト・エンペラー

ハヤカワ文庫
ラスト・エンペラー

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  • サイズ 文庫判/ページ数 406p/高さ 16X11cm
  • 商品コード 9784150501402
  • NDC分類 288.492

内容説明

1908年、わずか3歳にして溥儀は清朝第12代皇帝の座に就いた。広大な中国の頂点に立った彼は、「望むことは何でもできる」と教えられ、神の如く敬われた。だが3年後、辛亥革命が勃発、中華民国の成立と共に清朝は崩壊する。やがて居城の紫禁城からも追われると、溥儀は日本側に接近、1934年には日本軍によって作られた満州国の傀儡皇帝となった。そして第二次世界大戦後は、囚人生活の後、一人の市民として新たな人生を送り始める…。革命と戦争に明け暮れる動乱の中国を生きた最後の皇帝の波瀾の生涯。ベルトルッチ監督により超大作映画化!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

泉 勇一郎

4
見事だった。 文章がとてもよく読み易い。 内容は、小説の様なストーリー系ではなく、溥儀の伝記ものの内容なので、資料としての重心が高かい。(実際のその昔、映画も観た) しかし実に奇々怪々な人生を送ったものだ。 しかしソ連と言い、中国と言い、なんだってまたあんなにも官僚達は私腹を肥やしたがるのなら…まさに国家のダニなんだな。 2021/07/16

すいれん

2
「ラストエンペラー」を午前10時の映画祭で観てから俄然興味が沸いて読み始める。小説でも解説でもないけど、映画みたあとの疑問などが少しずつ解かされるかんじでよかった。何が真実なのかわからないなら、入手できる本全部読んでやる精神で突き進む所存。2015/12/27

bookcustomer

1
映画のラストエンペラーで坂本龍一がその満映の理事長の甘粕正彦役をし拳銃自殺をしますが、その甘粕正彦がその満洲国に来る前に国内で関東大震災後の大杉栄夫婦殺害事件や朝鮮人殺害事件に絡んだ、有罪判決をされた体制側、警察官吏側のひとで、ロッキード事件で有罪判決をされた佐藤孝行が橋本龍太郎内閣の際に総務大臣に任命され、それがすぐに撤回されたが、辻元清美も有罪判決をされたが、また出馬して議員に当選しましたが、読売新聞社の前の社主の正力松太郎も戦前に警察官吏だったそうで、米国のCIAというのが国外用の諜報機関ですが

シンチャイナ

1
清国の最後の皇帝、溥儀の生涯が、日本人以外の視点から描かれている。2021/09/15

Cinejazz

1
清朝最後の皇帝<愛新覚羅溥儀1908-1967年>の数奇な生涯を浮き彫りにしたノンフィクション大作。 ベルトリッチ監督の映画「ラスト・エンペラー」とともに、20世紀前半の極東の歴史の匂いを嗅ぐことができる格好の書物。2018/08/24

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