ハヤカワ文庫<br> 日本占領秘史〈上〉

ハヤカワ文庫
日本占領秘史〈上〉

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 321p
  • 商品コード 9784150501273
  • NDC分類 210.76

内容説明

戦後はじめて公開されたアメリカの外交機密文書を軸に、戦後史の原点である日本占領の知られざる部分に光を当てる。4人の日米問題の権威が数回にわたって行なった講演を、上下2冊に収録、さまざまな角度から対日占領政策と日本国民の反応を浮き彫りにしてゆく。上巻では、アメリカの対日占領政策がいつ形成され、如何に実施されたか、教育改革、労働の民主化と総評結成、さらにはレッドパージに至る経緯を竹前栄治が担当。日本国憲法の成立過程と政治制度の変革を天川晃が担当する。―占領史の研究の基礎となった名著、遂に文庫化!

目次

総論 アメリカ対日占領政策の形成
労働の民主化
教育の民主化
総評結成とレッドパージ
日本国憲法の成立
政治制度の民主化―地方制度の民主化と内務省の解体

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

筑紫の國造

7
文字通り現代日本の原点ともなった、占領時代の秘史を専門家が史料に基づいて語る。もとは講演であるから文章は読みやすく、テーマごとに分かれているので理解もしやすい。それでも、占領軍側の複雑に入り組んだ組織が多く略称で出てくるのはなかなか混乱する。一口に「占領」といっても連合国側で思惑の違いがあり、米国内ですら相当の混乱があったことがよく分かるようになっている。日本側も易々諾々と従った訳ではなく、なんとか主体性を保ったまま占領を迎えようとしていた様が読み取れるだろう。2023/01/02

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1676747
  • ご注意事項

最近チェックした商品