内容説明
海洋の異変はさらに続く。世界各地で猛毒のクラゲが出現、海難事故が続発し、フランスではロブスターに潜む病原体が猛威を振るう。そしてノルウェー沖の大陸棚で大規模な海底地滑りが発生した!この未曾有の事態を収拾すべく、アメリカ海軍のジューディス・リーの指揮のもと、アナワクら優秀な科学者が世界中から集められて異変の原因を探ることになるが―ドイツで二百万部超えの記録的ベストセラーとなった衝撃の巨篇。
著者等紹介
シェッツィング,フランク[シェッツィング,フランク] [Sch¨atzing,Frank]
1957年、ドイツ、ケルン市の生まれ。大学ではコミュニケーション学を専攻し、卒業後は大手広告会社でクリエーターとなる。その後、ケルンで広告代理店と音楽プロダクションを設立。そのかたわら小説の執筆を始め、1995年に『黒のトイフェル』で作家デビュー。その後、次々とミステリや冒険サスペンスなどを発表し、好評を博す
北川和代[キタガワカズヨ]
ドイツ文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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- 評価
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タッキー
11
異常が発生した海底の様子がリアルで不気味で怖いなと思いました。そして海底地滑り。その後に起こる巨大な津波の情景。下手なホラー小説よりもよほど怖い。いろんな魅力が詰まった物語ですが、何より出てくる人物が魅力的。たくさんの登場人物がいますが、誰が誰かわからないなんてことはなく、みんな魅力的です。そんな魅力的なキャラが自然の前に容赦なく退場させられるのも予想外の展開。残り半分です。2024/02/10
ごんちゃん
11
2/4巻目 世界中の海で阿鼻叫喚の大惨事が同時多発。海の生き物達が一斉に人間に牙を剥いて襲いかかる様は、まるでヒッチコック。そして怒涛の巨大津波。ドラマでもこの津波シーンあったけど、それ津波ちゃうでー、巨大な高波やでーって思った。どうも映像スタッフは津波を理解しとらんな。どこまで事実を踏まえているのかは不明だが、この小説によると、世界中で放射能などの海洋汚染が進んでいるらしい。日本ならゴジラ爆誕!なんだけど。さて、深海で何が爆誕したのかな?ココからやっと謎解きが始まる。たぶんね。2023/12/12
kuchen
10
第二巻。世界各地で惨憺たる被害が起こる。原因の究明や対策は始まったばかり。おぼろげに見えてきている部分もあるが、どのように着地するのかはまだまだ分からない。2024/11/17
イツキ
7
まだ全体の半分にも関わらず怒涛の展開、このペースで進んだら人類は滅ぶのではと心配になる勢いです。巨大な津波、突然変異種たちの異常行動もインパクトがありますが、津波がどう襲ってきてどんな被害が出るのか、世界の海運がどう繋がっているのかなどの説明が非常に詳細で作者の海に関わる知識に感心させられます。テロという考えに取り憑かれたCIAと何やら別の理論を持っているらしいヨハンソンの今後の動きが楽しみです。2023/04/09
staxarax
2
本の上の部分はやっぱり眠たげ、半分あたりからこれだよこれだよが始まり出す。 詳細や諸々や感想は全略で次の巻へGo2025/05/30