出版社内容情報
中国人の天才ハッカーを追うグレイマン。だが行く手には香港とベトナムの犯罪組織、さらにロシア情報機関の戦闘員が立ち塞がる!
内容説明
“グレイマン(人目につかない男)”と呼ばれる暗殺者ジェントリーは、黒幕を倒し、CIAのグレイマン抹殺指令は解除された。彼はフリーランスとしてCIAの仕事を請け負うことになり、逃亡した中国サイバー戦部隊の天才的ハッカー、茫の行方を突き止める任務を帯びて香港に赴く。囚われの身となっていた元雇い主に再会したグレイマンは、中国の目を欺くため、元雇い主を通じて中国総参謀部の戴から茫を暗殺する仕事を引き受ける。
著者等紹介
グリーニー,マーク[グリーニー,マーク] [Greaney,Mark]
国際関係・政治学の学士号を持ち、スペイン語とドイツ語に堪能。デビュー作である『暗殺者グレイマン』(2009年)執筆のための取材で、数多くの国々を旅し、軍人や法執行機関関係者とともに銃火器使用・戦場医療・近接戦闘術の高度な訓練を受けた。スクーバダイビングの資格も持っている。現在、テネシー州メンフィス在住
伏見威蕃[フシミイワン]
1951年生、早稲田大学商学部卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
134
フリーランスになって今回はCIAとの契約になります。香港とベトナムでの活躍です。中国の天才的なウェブ技術者の逃亡に中国、ロシアの情報機関、アジアの海賊たちが絡む話でノンストップシネマを見ているようです。また主人公の恩人が中国機関にとらわれていてそれをどう救出するかも見ものです。2019/11/18
のぶ
83
まだ上巻を読む限りだが、前作でCIAのターゲットを解かれたジェントリーは、范講という天才ハッカーを追うようにCIAからミッションを受ける。上巻では香港から中国、ベトナムまでを舞台に駆け回りアクションを展開する。范講の真の正体はまだ明らかにされず、ジェントリーに加え、ロシアの情報庁の人物が入り乱れ物語が進んでいく。今までのシリーズ同様、作品のテンポは良く、この先どんな展開が待っているか目が離せない。全体の感想は下巻で。2017/11/10
猿吉君
61
グレイマン6作目、今回のヒロインプルーアは随分ツンツンしているなと思ったら単なる恐いお姉さんで違うヒロインが!の上巻、感想は下巻に書きます。2020/09/03
drago @GW車中泊旅行計画中。
57
シリーズ第6弾。 ◆中国軍から脱走した天才ハッカー・范講。 グレイマンことジェントリーは、CIAのエージェントに復帰し、中国軍・ロシア軍を相手に范講の争奪戦を繰り広げる。 ◆分かりやすく楽しめる冒険活劇。 ◆舞台は香港からベトナム、カンボジア、タイへ。盛り上がってきたところで、下巻へ。2020/06/02
Panzer Leader
54
「第94回海外作品読書会」周り中敵だらけのいつも通りの展開ながら、自分の命を狙われているわけではないので、ヒリヒリとした緊張感は感じられず余裕で任務をこなしているように思えるグレイマン。その代り任務の難易度はグレードアップの上、裏にはまだまだ隠れた秘密がありそうで予断を許さない。面白さは高いレベルを維持しており、このまま下巻に突入します。しかし朝目覚める時に体に痛みを感じないと調子が狂うとは、どれだけM体質なんだ、グレイマン!2017/09/12