ハヤカワ文庫<br> アルジャーノンに花束を (新版)

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ハヤカワ文庫
アルジャーノンに花束を (新版)

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  • サイズ 文庫判/ページ数 462p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150413330
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

出版社内容情報

32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書。

内容説明

32歳になっても幼児なみの知能しかないチャーリイ・ゴードン。そんな彼に夢のような話が舞いこんだ。大学の先生が頭をよくしてくれるというのだ。これにとびついた彼は、白ネズミのアルジャーノンを競争相手に検査を受ける。やがて手術によりチャーリイの知能は向上していく…天才に変貌した青年が愛や憎しみ、喜びや孤独を通して知る人の心の真実とは?全世界が涙した不朽の名作。著者追悼の訳者あとがきを付した新版。

著者等紹介

キイス,ダニエル[キイス,ダニエル] [Keyes,Daniel]
1927年ニューヨーク生まれ。ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。これを長篇化した本書がネビュラ賞を受賞し、世界的ベストセラーとなった。その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら執筆活動を続け、話題作を次々と発表した。2014年6月没。享年86

小尾芙佐[オビフサ]
1955年津田塾大学英文科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

321
舞台やドラマ化のたびに読み返してきた。つまり前回読んだのは2017年のミュージカルに際して。今年も来週から劇団昴が上演予定でチケットも買っていたのにコロナの野郎! 今回のチャーリイは、アリスは、フェイは、ローズはどんな演出かと楽しみにしていたが。1年余で幼児から超天才にまで成長し老化へ転落するまでを経験してしまうチャーリイの悲劇に深く考えさせられ、本を閉じたら最終行を思い起こして哀しみに満たされる。その感動を味わいたくて何度でも読み返し芝居を観に行くのだ。再び劇場でチャーリイたちを見られる日はいつなのか。2020/04/10

せ~や

292
ドラマがどんな話かわからなかったので、原作を。「知識がある」ことが、必ずしも幸せとは限らない。「知らない」でいた方が楽な事もあって、「知らない」でいる方が話せる事もたくさんある。でも「知識がない」は、立っていない感じというか、なんだか不安だったりするのかもしれない。「知識は、視点であり、重りのついた鎖でもあるから、引っ張られずにいろんな所に立てるように、身につけていかないとね」昔、とある人に言われた言葉。アルジャーノンはきっと「唯一」の友達だったんだろうな。「幸せ」ってなんだろう?内容はくどいので☆2.52018/04/06

ちび\\\\٩( 'ω' )و ////

217
知人からは馬鹿にされ騙され利用ばかりされる32歳で知能は6歳児並の知的障害者チャーリー・ゴードンは、臨床試験の被験者第1号に選ばれ人類初の脳手術を受ける。飛躍的に知能指数は185まで上がり彼の世界は一変する。しかし知能が良くなったことで今までの自分の周囲の実態を知り、世界の在り方を知り天才に変貌した彼は様々な苦悩に苛まれる、、、。知識や知能があることだけが幸せではない。それらを支配する、心がどうあるかが大切なんだ!と教えてくれる良書。頭も良くなりたいが心こそ大切。チャーリーとそしてアルジャーノンに花束を!2018/09/09

mae.dat

200
既読ですので、序文のお手紙紹介でうるっとなっちまったよ。大筋の流れ、チャーリーの抱える葛藤などは覚えて居たけと、細部の多くは忘れてしまっていた。訳が違うと言うだけでは無いですよね。取り分け知的障害を持つ人、その周りの人達の心情や行動原理を客観的に、時には主観的に想起させられるのは、胸にナイフを突き付けられる思いがすると言うか。読み所が思って居たよりずっと多い。そして最後の「ついしん」で、リアルに泪が溢れてしまった。あのチャーリーが帰って来た。おうちで読んでいて良かったよ。(´•ω•̥`)。2021/02/23

katsubek

180
後悔。もっと早くに読んでおくべき本であった。キイス氏が文庫版の序文にも書いていたが、きっと、多くの人がチャーリーと自分とを重ね合わせたにちがいない。誰もが、忘れ去りたい自分……そしてそれ故忘れることのできない自分を持っているからだ。忘れたいほどに辛い自分を、あとから思い返すことは苦悩の極みでもあろう。が、人はそうやって齢(よわい)を重ねていくものなのかも知れない。小尾氏が訳者あとがきで書いていた、特にはじめ(最後もそうだが)の部分の翻訳は震えがくるほどの切れ味だ。原書を読んでみたい。読みつがれるべき本。2017/09/16

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