ハヤカワ文庫
ツーリスト―沈みゆく帝国のスパイ〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 336p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784150412241
  • NDC分類 933
  • Cコード C0197

内容説明

ツーリスト―それはCIAがアメリカの覇権維持を目的に世界中に放った凄腕のエージェント。過去も、決まった名前ももたない者たちだ。元ツーリストのミロは現役を退き、妻子と暮らしていた。だが、機密漏洩が疑われる親友の調査を命じられ、最前線に舞い戻る。親友の無罪を信じながらも、彼は監視をはじめるのだった―不確かな新世界秩序の下で策動する諜報機関員の活躍と苦悩を迫真の筆で描く、新世紀スパイ・スリラー。

著者等紹介

スタインハウアー,オレン[スタインハウアー,オレン][Steinhauer,Olen]
1970年生まれ。ヴァージニアで育ち、その後、アメリカ各地を転々とする。最終学歴はボストンのエマーソン大学創作科修士課程修了。大学卒業後、フルブライト奨学生としてルーマニアに一年間滞在した他、クロアチア、チェコ、イタリアの在住歴がある。現在は、ドイツとハンガリーを拠点に活動中。2009年発表の『ツーリスト―沈みゆく帝国のスパイ』は、『ニューヨーク・タイムズ』他の主要紙誌で絶賛され、アメリカでベストセラーを記録

村上博基[ムラカミヒロキ]
1936年生、東京外国語大学ドイツ語科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

run

13
初めの方はキャラに魅力を感じないし、翻訳のせいか読みにくくてどうしようかと思ったけど…、2/3くらいまで頑張ったら、急に流れ出した。このまま下巻へ。2017/11/09

ドナルド@灯れ松明の火

7
現役を退いたミロが最前線のスパイ活動に戻らざるを得なくなる。世界中が追っていたテロリスト、コードネーム「タイガー」がミロに、自分をエイズに感染させたテロ依頼主を始末するよう依頼し、自殺した。その後パリでは目の前でかつての同僚である凄腕の女性ツーリストのアンジェラが殺されミロが疑われる・・・ 「ツーリスト」ってCIA用語で諜報員って意味らしい。2007年の世界を舞台にしていて生々しい。上巻の後半から急展開が始まり、引き続き下巻に突入するっきゃない。 ジョージ・クルーニー主演映画化決定!とある2010/11/23

わたなべよしお

6
 う~ん、どうなるんだろう、この話。手が込んでるよなぁ。ただ、意味の取りにくい所が数か所あり。翻訳のせいだろうか?2013/12/01

RIN

6
現在公開中の映画『ザ・ツーリスト』の原作とすっかり勘違いして購入。これはこれでジョージクルーニーで映画化と紹介されるが。さて、本作。ツーリストとはエージェント=現場工作員のこと。9.11後、すっかり悪玉にされてしまったCIAの悲哀がひしひしと伝わる。著者は40歳なのに、訳者が70を越えたベテランだからか、とにかく言葉遣いも文章もやたら古めかしい。原作がこんな感じなのか翻訳のせいかわからないけれど。ラドラムや、フリーマントルのチャーリーマフィンシリーズの雰囲気を醸し出しているが舞台は現代だからなあ。2011/08/29

yokopi0316

5
久しぶりに面白いスパイ小説を読みました。ジョージクルーニーが映画化の権利買ったという噂も納得。オススメです。内容は兎に角読んでみてとしか言えないですが、なんか翻訳が少し分かりずらいのではないかと、もう少し気の利いた感じの翻訳なら良かったかもとは思いました。外人の名前が沢山出てきて誰が誰か分からなくなるのは愛嬌と言う事で!2016/09/28

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