内容説明
母親と二人暮らしのオスカルは、学校では同級生からいじめられ、親しい友達もいない12歳の孤独な少年。ある日、隣のエリという名の美しい少女が引っ越してきて、二人は次第に友情を育んでいく。が、彼女には奇妙なところがあった。部屋に閉じこもって学校にも通わず、日が落ちるまではけっして外に出ようとしないのだ。やがて、彼女の周辺で恐るべき事件が…スウェーデンでベストセラーを記録したヴァンパイア・ホラー。
著者等紹介
リンドクヴィスト,ヨン・アイヴィデ[リンドクヴィスト,ヨンアイヴィデ][Lindqvist,John Ajvide]
1968年、スウェーデン、ストックホルム郊外のブラッケベリ生まれ。マジシャン、スタンドアップ・コメディアン、シナリオライターなど多彩な経歴を持つ。2004年に発表した『MORSE』で作家デビュー。翌2005年のゾンビを題材にした第二作Hanteringen av od¨odaもベストセラーになった。「スウェーデンのスティーヴン・キング」の異名を取る、ホラー界期待の新星
富永和子[トミナガカズコ]
英米文学翻訳家。獨協大学外国語学部英語学科卒(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nuit@積読消化中
91
スウェーデンのスティーヴン・キングの異名を取る著者のデビュー作。なんとも切ないヴァンパイアのお話。内容も面白いというか、興味深いため、映画を先に観てしまったことを若干悔やみつつ、下巻へ…!2019/11/25
🅼🆈½ ユニス™
55
久々のハヤカワ文庫でスェーデン小説が好きな自分、この一冊を通して再確認。★5つを付与して下巻読後にレビューをまとめてみることに。2021/02/21
ちえ
34
映画「ぼくのエリ 200歳の少女」を公開されたときに観て、気になりながら読めていなかった本。スウェーデンのスティーヴン・キングとも言われる著者、かなりホラーでグロテスク。でもそれ以上に登場人物の背景や性格の書き込みが丁寧で、映画を思い出しながら(成る程)と…下巻へ。2019/12/17
momi
32
感想は下巻にまとめて♬2018/04/17
ほちょこ
28
ヴァンパイアものとは知らずに。うーむ。ちょっと物語がとっ散らかってる状態で読みにくい。これはビジュアルで見たほうが楽しめるかも。下巻へ。2020/02/26