内容説明
ロンドンで最も貧しいといわれるスモーク地区で育ったダニー・ボーイは、わずか14歳で、飲んだくれの父親にかわり母や弟妹を養っていた。その父親がギャンブルで借金を作ったことで彼の運命は一変する。家へ乗りこんできた借金取りを腕ずくで撃退し、見事にトラブルを切り抜けたことから、裏社会での出世の道が開けたのだ。知的で計算に強い相棒のマイケルとともに、ダニー・ボーイは容赦なくのし上がる決意をするが…。
著者等紹介
コール,マルティナ[コール,マルティナ][Cole,Martina]
英国エセックスで生まれ育つ。1992年にDangerous Ladyで作家デビュー。この処女作がテレビドラマ化されたことで脚光を浴びる。以後、犯罪社会を舞台にした作品をコンスタントに発表し続け、『顔のない女』(2001年)などの作品でベストセラー作家としての地位を確立した。1995年のThe Jumpもテレビドラマ化されて成功を収め、また2005年のThe TakeではBritish Book AwardsのBCAクライム・スリラー・オブ・ザ・イヤーを受賞している
嵯峨静江[サガシズエ]
青山学院大学文学部英米文学科卒、英米文学翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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