内容説明
第二次英米戦争勃発から数カ月を経た1813年冬、北米ではカナダをめぐって激烈な攻防が繰り広げられていた。劣勢を伝えられている英国陸軍への支援の命を受け、ボライソーはカナダへ向けて出港する。輸送船団の護衛と哨戒を同時に行なう休みない激務を繰り返すうちに、やがてボライソーの座乗するフリゲート艦インドミタブル号は、一隻の強力なアメリカ艦と一騎打ちに!圧倒的な人気を誇る歴史帆船小説シリーズ第23巻。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
6
1813年、リチャード・ボライソー海軍大将 旗艦・フリゲート艦インドミタブル号(44)。この本の邦題が原題”Cross of St George”のひねりだと最初に言ったのは、柴崎さんだったかな。早川では珍しい(笑)洒落たネーミング。出版時、アダムくんの無茶ぶりが女性たちの感嘆を浴びたように記憶しますが、読み直すとボク的にはひどいもんだな、この坊や。さて次は、例の第24巻です。(; ´Д`)2012/12/20
とらやん
1
数ある帆船物の中で、このシリーズは どこかメランコリックな雰囲気があって、好きなんですよね。 でももはや、主人公も海軍大将になってしまい、 物語の半分は陸上の話しか、思い出話しになってしまってるのが残念です。 やっぱり艦長時代が一番面白かったですね。 まあ、ここまで来たら、最後まで付き合いますけど。2016/02/12