内容説明
失踪した祖父が、遙か離れた町で発見された。交通事故にあって瀕死の重傷を負い、病院に収容されたのだ。祖父の行動の理由を探り始めたデイヴィッドは、さらに驚くべき事実を知った。第二次大戦中に迫害を受けたユダヤ人の祖父は、最近ナチの戦犯を追っていたという。黒い圧力を受けつつも、調査を続けるデイヴィッドは、純真な女性との運命的な出会いの果てに、邪悪な敵との対決の時を迎える。俊英の傑作冒険サスペンス。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Richard Thornburg
5
感想:★ ホロコーストを扱った重苦しく昏い内容でした。 内容的にはナチの戦犯を主人公が追っていくというもので、ところどころに主人公の祖父が残した手記が入ります。 原文が悪いのか訳が悪いのかはわかりませんが、頭に入ってこない文章が多くて物語に入りきれず、何度も読み返したので読み終えるのに時間がかかりました。 ストーリーとしては冗長な印象で、ラストも解決感がなく中途半端。 せめてエピローグは付けて欲しかったです。 500ページオーバーなので、もっと面白いと思ったのですが・・・期待しすぎました(笑)2014/09/17