感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鐵太郎
11
時代は1773年12月の初旬。リチャード・ボライソー、17歳。74門戦列艦ゴルゴン号に乗り組んでから1年と2ヶ月の士官候補生。本艦が再艤装と解体修理のためドック入りしたので、休暇を取って友人のマーチン・ダンサーと共に故郷のコーンウォールに戻ったら、沿岸警備のカッター艦の海尉艦長をしている兄ヒューの手伝いをさせられることに。この家族のこのあとの悲劇の影はまだどこにもなく、若い時代らしくストーリーもそんなに入り組んではいません。ちょっと無理な設定もなくはないけど、きちんとしたケント節です。2012/03/05
とらやん
2
たまにムショーに帆船物が読みたくなる。ボライソー、海軍士官候補生3部作の2冊目。少年であってもボライソーは、優等生だね。イギリス沿岸の密輸入者退治では、物足りない。2022/04/01
とらやん
1
帆船小説の雄、ボライソーの若かりしころの話し。舞台もイギリス沿岸の、密輸業者相手だし。士官候補生の主人公が、初々しい。2020/04/14