感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
4
早川の目録にあったので、アマゾンで取り寄せ、読みました。昭和49年の初版本。イネスという作家は知りませんでしたが、冒険小説をたくさん書いているようです。本書もなかなか面白かったです。江戸川乱歩の作品みたいでした。パノラマ島奇談に似ているかなあ。基地が海底にあるというのが肝ですね。2017/01/29
ハジ
1
英独開戦の間際、新聞記者クレイグは、漁師のローガンと共に、Uボートでイギリスに潜入したドイツ軍のスパイを尾行するが、逆に囚われ、拉致されてしまう。拉致された先は、海中の洞窟に建設された巨大なドイツ潜水艦基地であった。クレイグたちは、潜水艦奪取と基地破壊を狙い、戦いをはじめる。 実に構成が巧い。第一部に描かれる漁師としてだけでなく、人間としての大きさを垣間見せるローガンの描かれ方、スパイをめぐる冒険、ドイツ潜水艦の死闘の描きかた。第二部の、第一部に示される謎の説かれ方を、女流推理作家による電報による書簡形式2004/01/02
ドクターマッコイ
0
これは傑作だと思いました。読み始めたら一気でした。