出版社内容情報
銀盤の上でなら、私は流とふたりきりになれる。フィギュアスケートのペアとして出会った男女の青春と別離、邂逅を描く二作を復刊
【目次】
内容説明
天才フィギュアスケーターの佐藤可南子はスランプでリンクを離れていたが、中三の夏に山岸純子コーチと出会いシングルから転向、二歳上の渡良瀬流とペアを組む。強引な流に翻弄されながらも可南子は自身の恋心を自覚し、表現者として成長していく。世界選手権から数年後、引退して流とは別の道を歩む可南子に、純子コーチ入院の報せが届く。幻のデビュー作シリーズより『ガラスの森』『はだしで海へ』の二冊を合本し復刊。
著者等紹介
小手鞠るい[コデマリルイ]
1956年岡山県生まれ。同志社大学法学部卒業。1993年、「おとぎ話」(『玉手箱』所収)で海燕新人文学賞を受賞し作家デビュー。2005年、『欲しいのは、あなただけ』で島清恋愛文学賞を受賞。2019年、『ある晴れた夏の朝』で第68回小学館児童出版文化賞を受賞。アメリカ・ニューヨーク州ウッドストック在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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